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競馬専門紙「優馬」

ノーステッキで後続を置き去りに トライン

ディープ産駒のトラインがノーステッキでデビュー勝ち(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

11/26(日) 京都5R 2歳新馬 芝1800m外
トライン 牡 馬体重:464kg
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:北村友 厩舎:(栗) 浜田 
生産: タイヘイ牧場
馬主: 大野照旺
父:ディープインパクト
母:マルケサ(Kingmambo)

 スッとハナへ行き、1000m通過63秒ジャストのスローペースを形成。直線入口で仕掛けると反応鋭く、そのままムチが入ることなく2着に3馬身差をつけて悠々とゴールを駆け抜けた。ラスト2F11秒1−11秒4はスローとはいえ好内容で、逃げて上がり最速だった点も評価できる。揉まれた際の不安は残るが、折り合い面に問題はなさそう。初戦のパフォーマンスを考えれば、上のクラスでも楽しめそうな一頭だ。

馬体診断
 パドックでは2人引きだったが、ウルサイ気性の持ち主ではない。前肢の捌きがやや堅めだが、胸前の筋肉の発達が目立ち、トモもしっかりとしたボリューム感があってバランスに文句はない。ディープインパクト産駒らしく脚元の柔軟性から生み出されるキレ味があり、中距離向きの体型なのは確か。さらに前後に幅が出て、パドックでも大きく歩けるようになれば、大舞台も狙える。

血統診断
 母はアイルランドのGIIIで2着した実績があるが、本馬のセールスポイントはその血統背景。4代母から連なる一族には、BCマイルなどマイルGIを5勝したスピニングワールドや、シルクロードS連覇のダンスディレクターの父アルデバランIIなどがいて、カジノドライヴ(フェブラリーS2着)やフサイチパンドラ(エリザベス女王杯)も同じ牝系である。父と母父の組合せではピクシープリンセス(エリザベス女王杯3着)がいる。母系も加味すると、早い時期から動ける芝の中距離タイプ。

馬券の狙い目→レースぶりからコーナー4つの内回りコースもこなせそう。若駒S(京都2000m)のような条件で狙っても面白い。

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著者プロフィール

競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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