6歳以上の高齢重賞V馬は次走も狙える? 人気、枠順、出走間隔で極端な好走データ

JRA-VANデータラボ

クラス別成績

表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表4はクラス別成績。ここでは「オープン特別とG3」と「G2とG1」で分けるとデータを読み取りやすい。この両者を比べると、複勝率や複勝回収率はそれほどの差がないものの、勝率や単勝回収率だと明確な差が出ている。重賞を勝った6歳以上の馬が、次走のG2やG1で連勝を飾るのは容易なことではない。そんな傾向が出ている。

枠番別成績

表5 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表5は枠番別成績。これも興味深い傾向が出ており、内枠、特に1、2枠の成績が非常に優秀だ。経験豊富な6歳以上馬だけあって、内枠で揉まれるような展開は苦にしないのだろう。重賞を勝った高齢馬は、次走で内枠に入ったときに格好の狙い目となるようだ。

出走間隔別成績

表6 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表6は前走からの出走間隔別成績。これも高齢馬ならではの傾向が出ていて、実に面白い。このケースの8勝のうち7勝までを、中4週以上で出走したときに挙げているのだ。複勝率ベースなら中2週や中3週といった詰まった間隔でも変わらない数値だが、こちらは勝ち切れない。1着で狙うのであれば、中5週で出走した15年天皇賞・春を勝った6歳時のゴールドシップのように、十分な間隔をとった場合に限ったほうが馬券の的中につながりやすいだろう。

2/2ページ

著者プロフィール

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント