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競馬専門紙「優馬」

ゴール前のキレ味に着差以上の価値アリ デュッセルドルフ

鋭く伸びたデュッセルドルフ(緑帽)がデビュー戦を勝利 【撮影:日刊ゲンダイ】

9/30(土) 中山5R 2歳新馬 芝1600m外
デュッセルドルフ 牝 馬体重:448kg
★★★★★ 5点〔1600万クラス〕
騎手:田辺 厩舎:(美) 木村
生産:ノーザンファーム
馬主:保坂和孝
父:ノヴェリスト
母:ガラディナー(サンデーサイレンス)

 スタートは良かったが、鞍上は急かすことなく中団へ。スローな流れで先団馬群があまりバラけず進む中、包まれることを嫌って勝負所では外を回ってきた。本馬の内を回っていた2、3着馬が先に抜け出していたが、坂下でムチが入ると鋭く反応し、測ったようにゴール前で差し切った。着差こそクビ差だが、それ以上に力の差を感じさせるレースぶりは高く評価したい。

馬体診断
 決して大きな馬ではなく、スッキリと仕上がっていたのが印象的。一見すると物足りなくも映るが、一歩一歩が大きく、シッカリとした脚取りで歩けていたのは◎。脚先の柔軟性も十分で、良馬場の切れ味勝負が良いタイプ。競馬ぶりだけではなく、馬体面から言っても距離延長は問題ないだろう。とはいえ、もう少し成長が欲しいのもまた確か。

血統診断
 1歳上の半兄ベストリゾート(父ハービンジャー)は未勝利勝ち直後に臨んだホープフルSでレイデオロから0.5秒差の4着に健闘。母は目立った競走成績こそ無いものの、母系を辿るとジャパンCを勝ったゴールデンフェザントやオークス2着のベッラレイアなどがいる血統。父の血統も考えると今後は距離を延ばしていっても面白そう。ちなみに、父ノヴェリストがデビューしたのがデュッセルドルフ競馬場である。

馬券の狙い目→桜花賞よりもオークス路線が合いそう。フローラS(東京2000m)のような条件で、良馬場の切れ味勝負がしたい。

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