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競馬専門紙「優馬」

姉と同じくダートの強豪馬へ ビッグスモーキー

断然の1番人気に応えたビッグスモーキー(左) 【撮影:日刊ゲンダイ】

9/23(土) 阪神1R 2歳未勝利 ダ1800m
ビッグスモーキー 牡 馬体重:532kg
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:ルメール 厩舎:(栗) 清水久
生産:社台ファーム
馬主:社台レースホース
父:キングカメハメハ
母:スモークンフローリック(Smoke Glacken)

 デビューからの2戦はともに2着に敗れていたが、大型馬だけに使って良くなるタイプ。大外枠がむしろスムーズな競馬を促した部分もあり、勝負所では早々と進出。4角手前で先頭に立つと、あとは後続を突き放す一方で、5馬身差の圧勝を収めた。今日の勝ち方なら時計もまだ詰められるはずで、ダート路線で今後が楽しみな存在になりそう。

馬体診断
 初戦時はまだ緩さがあり、2戦目の前走が−10キロ。そこから中1週の今回は馬体中の増減こそなかったが、馬体に徐々にではあるが芯が入りつつある印象。歩様に素軽さが出たのが一番の変わり身だろう。530キロ台の大型馬らしくサイズ感、ボリューム感はあるが、胴の長さなどが十分に確保されていてスマートにも見える。ダート馬らしいパワーがあってとにかく好馬体。

血統診断
 母スモークンフローリックはアメリカのダートで走り、GIIを2勝、GIIIを4勝。1400mのGIでも2着の実績がある。本馬の半姉ワイルドフラッパーは交流重賞で3勝をマークするなど、ダート路線の強豪として名を馳せた。血統表にサンデーサイレンスが入っておらず、父・母父ともにミスタープロスペクター系ということで、よりダート色が強調されていると考えるのが妥当だろう。

馬券の狙い目→距離云々よりも、広いコースでこそ力を出し切れるタイプ。比較的近いところの番組では12月の樅の木賞(阪神1800m)などで狙いたい。

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競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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