世代2頭目の★9つ獲得馬はルーカス GI6勝モーリスの全弟が鮮烈デビュー!

競馬専門紙「優馬」

一族には2頭のNHKマイルC勝ち馬 ラッキーライラック

新潟の新馬戦を制したラッキーライラックの父オルフェーヴル。写真は2011年の日本ダービー 【撮影:下野雄規】

8/20(日) 新潟5R 2歳新馬 芝1600m外
ラッキーライラック 牝 馬体重:480kg
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:石橋脩 厩舎:(栗) 松永幹
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング
父:オルフェーヴル
母:ライラックスアンドレース(Flower Alley)

スムーズにスタートを切ると行き脚も良く好位へ。道中は左右を挟まれる形で進んだが気負いはなかった。直線に向くと持ったまま外へ鞍上が誘導し、残り400mで軽く仕掛けると一気に加速。抜け出した後に2着馬が外から迫ってきたが、再び突き放すようなレースぶりで快勝した。ラスト2Fが10秒5−11秒0という流れを楽に抜け出してみせたあたり、素質はかなり。

馬体診断
480kgと立派な馬格があるが、重苦しくは映らずスッキリとした仕上がり。同じく新馬勝ちの半姉ラルクと比べると馬体重も含めてシッカリとした造りをしている。オルフェーヴル産駒はその父のように、気性面の危うさが不安だが、この馬に限ってはそういった面は見せていない。脚元の周りこそ牝馬らしい線の細さがあるが、軽さのある脚捌きには好感が持てる。距離の融通も利きそう。

血統診断
母ライラックスアンドレースはアメリカで走り、GI・アッシュランドSに優勝。母父Flower Alleyは現役時代のビッグタイトルこそトラヴァーズSのみだが、種牡馬として米二冠馬アイルハヴアナザーを出している。本馬は母系が素晴らしく、3代母ステラマドリッド(GI・4勝)からの流れには、ともにNHKマイルCを制したミッキーアイルやアエロリットがいるという、良質なマイラー血統。

馬券の狙い目→1800m〜2000m位まではこなせるが、主戦場はマイルか。切れ味を生かすなら直線に急坂のない京都や東京がいい。

先週の新馬・未勝利勝ち その他(6点以上)

8/20(日) 札幌9R クローバー賞(OP) 芝1500m
ダブルシャープ 牡 馬体重:470kg(-6)
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:石川倭 厩舎:(地) 米川
生産:村上雅規
馬主:小林克己
父:ベーカバド
母:メジロルーシュバー(アグネスタキオン)
※一旦は前に出られたが、そこから差し返しての勝利。瞬発力勝負には不安が残るだけに、持久力の問われる展開が理想。血統的には伯父に天皇賞(春)を勝ったメジロブライトや朝日杯3歳S勝ちのメイジロベイリーなどがいる。

8/19(土) 小倉5R 2歳新馬 芝1200m
モズスーパーフレア 牝 馬体重:470kg
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:松若 厩舎:(栗) 音無
生産:Alpha Delta Stables LLC
馬主:キャピタル・システム
父:Speightstown
母:Christies Treasure(Belong to Me)
※軽快なスピードと併せてからの勝負強さが光る。2着とは半馬身差だが、3着には7馬身もの差。勝ち時計は古馬500万クラスのもので、小倉2歳Sに出てくれば有力候補。

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競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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