【徳島ヴォルティス】第14節 岡山戦に向けて

徳島ヴォルティス
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前節は4年ぶりの四国ダービー、ホームで愛媛FCと戦った。クラブ歴代4位となる12,272人ものファン・サポーターが来場し、スタジアムは試合前から熱狂の渦に包まれた。

【ⒸT.VORTIS】

愛媛戦は、前々節のホーム山形戦と同じフォーメーション、スタメンで臨んだ。
ヴォルティスは序盤から相手のストロングポイントであるサイドを消しつつ、自分たちがボールを保持しながら何度もチャンスを創出する。しかし、ゴールネットを揺らすことができない。後半は相手にボールを握られる時間が増えたところで、選手交代をうまく使い、再び自分たちの時間を作り出す。途中出場のチアゴアウベス選手や杉本太郎選手を中心にゴールへ襲い掛かるも、0-0で試合は終了となった。

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「良い雰囲気を作ってくれた中で結果を出せなくて申し訳ない」(杉森選手)。勝利は目の前にあったはずだが、1点が遠かった。しかし、「ディフェンスラインやキーパーがしっかり守ってくれているという安心感が日に日に増してきている」(杉森選手)と、守備の連携や選手同士の距離感は試合を重ねるごとに良くなっていると選手たちは話す。

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愛媛戦の悔しさを胸に、中2日で岡山戦の準備を進めた。
1日目は公開練習として実施し、スタメン組はリカバリー、残りの選手は約1時間のトレーニングをおこなった。トレーニングでは、球際の部分やシュートのところでいつも以上に要求し合い、激しく戦う姿が見られた。

山形戦と愛媛戦はほぼメンバーが同じだったが、中2日で迎える岡山戦ではターンオーバーも考えられる。「この2試合はあまりメンバーが変わらなかったので、自分含めて悔しい思いをしている選手は多い」(髙田颯選手)と話すように、練習では出場機会を掴もうとする選手たちが闘争心を燃やしていた。

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今節対戦する岡山は、ターゲットとなる外国籍選手とスピードのある2シャドーの選手を中心に打開してくる。前線でボールを収められた時の速攻にも注意したい。山形戦、愛媛戦と右センターバックを担ったカイケ選手は、「ディフェンスライン同士で見る、喋る、そうすることで試合もスムーズに運ぶことができる」と守備陣の連携が大事になることを口にした。

また、岡山は失点数がリーグ2番目に少ない。そんな堅い守備をこじ開けるために、FWの得点力にもより一層期待がかかる。古巣対戦となるチアゴ選手は「勝つためにはゴールが必要。簡単なことではないが、ここまでチームは成長してきているのでこのペースを保てばもっと上にいける」と自信をもって話す。

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そして本日、暫定的に監督として指揮を執っていた増田功作監督が正式にトップチーム監督に就任し、ヘッドコーチには山口将弥コーチが就任した。「全員がハードワークして攻守にコレクティブなプレーをすること、アグレッシブな姿勢で攻撃的に 90 分間戦走り切るフットボールを目指します」(増田監督)と改めて徳島ヴォルティスの監督として戦う決意を示した。

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増田監督がチームを指揮した6試合で得た勝ち点は8。直近の試合では相手のストロングポイントを消しながら、自分たちがボールを握る時間も増えてきた。
中2日での試合になるが、それは相手も同条件。これまで積み上げてきたものを発揮し、岡山との瀬戸内決戦を総力戦で勝ちにいこう。

アウェイでの試合となりますが、会場・DAZNで共に戦いましょう。応援よろしくお願いします。
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著者プロフィール

1955年創設、2005年にJリーグに加盟。ヴォルティスはイタリア語で「渦」を意味する「VORTICE」から生まれた造語。鳴門の渦潮にあやかり、パワー、スピード、結束力を備え、観客を興奮の渦に巻き込む想いが込められている。2014年には四国初のJ1昇格。2020年にはJ2初優勝を果たした。

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