レイデオロの全弟レイエンダは★9つ! ルメール絶賛でダービー兄弟制覇確定!?

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック

 前週から新潟・小倉・札幌開催がスタートしたが、話題の中心は日曜の札幌に登場したレイエンダ。兄レイデオロ以上の素質を感じる走りで、ダービー兄弟制覇へ好発進を果たした。藤沢和厩舎&ルメールJのコンビは土曜日の新馬戦もジャックして、この2歳世代でも好調アピール!

大外進出から見せた素質の高さ レイエンダ

レイエンダの兄は今年のダービー馬レイデオロ(緑帽)(写真は5月28日の日本ダービー、撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

7/30(日) 札幌5R 2歳新馬 芝1800m
レイエンダ 牡 馬体重:474kg
★★★★★★★★★ 9点〔GIクラス〕
騎手:ルメール 厩舎:(美) 藤沢和
生産: ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム
父キングカメハメハ
母ラドラーダ(シンボリクリスエス)

7頭立ての大外枠からスタートは遅かったが、二の脚で競りかけようとするのを鞍上が制し、最後方からジックリと運ぶ競馬。いつ動くのか?と息を呑んで見つめていたが、結局動き出したのは残り400m地点の手前から。大外を悠々と進出すると、ラスト2F11秒6−11秒4という加速ラップを軽く仕掛けただけで楽勝。昨年、同じ厩舎の先輩ソウルスターリングが勝った新馬戦を快勝し、その期待に違わぬ素質の高さを見せ付けた。

馬体診断
10月デビューだった全兄レイデオロの新馬戦時と比較すると、馬体のデキ、気性面など多くの面でこちらの方が上。馬体重はほぼ同じだが、特にトモのボリューム感で優っている。とはいえ、もう一段階パワーアップの余地を残しているような見た目でもあり、バランスの良さの中にも素軽さを感じさせる脚捌きで、距離延長に不安もなさそう。

血統診断
今年のダービー馬レイデオロの全弟という言う事ナシの良血馬。これほどの活躍馬の全弟妹は案外な成績に終わるパターンも多く見てきたが、杞憂に終わって一安心。祖母レディブロンドはディープインパクトの姉という血統背景で、本馬の血統表にはサンデーサイレンスの名前こそないものの、クラシック向きのスケール感、成長力を備えているのは言うまでもない。

馬券の狙い目→まだ気は早いが、順調なら間違いなくダービー候補になる一頭。東京2400mの舞台はベストの条件だろう。

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競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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