松山、首位スピースと7打差の要因は? データで見る全英オープン3日目
全英オープン3日目、松山は5位タイにつけ、首位とは7打差ながら逆転優勝に望みを繋ぐ 【Getty Images】
しかし、トータル6アンダー首位から出たジョーダン・スピース(米国)が、この日は5バーディ、ノーボギーの“65”で回り、トータル11アンダー。松山とスピースとの差は7ストロークに開き、最終ラウンドを迎えることになった。
グリーン周りの対応力の差が出た
首位を独走するスピース。松山とはグリーン周りのリカバリー力で差を示す 【Getty Images】
主要スタッツを見ても、松山が首位のスピースに劣るものはないが、どこで差が出ているのか。
1つの指標となるのがスクランブルの数だ。スクランブルとはパーオンでグリーンを外した時に、パーかそれ以下のスコアで上がることを言うが、スピースが記録したスクランブルは14回。3日間54ホールでパーオンを逃したのは17回だから、3回しかボギーにしておらず、そのリカバリー力の高さが見えてくる。
松山はパーオンを20回逃してスクランブルは12回。グリーンを外した際の対応力がそのまま差となっている。解説で大会に入っている丸山茂樹は「アプローチとパットがさえた時、松山選手はそこにいられると思う」と話すが、その言葉通りショートゲームが今後のカギとなりそうだ。
松山はビッグスコアで重圧をかけられるか
スピースは昨年の「マスターズ」の最終日に突如崩れて連覇を逃した嫌な思い出もある。序盤からプレッシャーをかけることができれば、チャンスは広がっていくはずだ。
【スタッツ比較】
松山英樹
フェアウェイキープ:52.4%(22/42)
パーオン率:63.0%(34/54)
平均飛距離:322ヤード ※3日目
パット数:27 ※3日目
バーディ数:13
スクランブル:12
ジョーダン・スピース
フェアウェイキープ:45.2%(19/42)
パーオン率:68.5%(37/54)
平均飛距離:316ヤード ※3日目
パット数:28 ※3日目
バーディ数:13
スクランブル:14
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ