同窓会リレーマラソンで深まる友情、甦る青春 ラン歴ゼロの40代チームが42.195kmに挑戦!

内田英利

【写真提供:内田英利】

いわゆるマラソン大会閑散期ですが……

【写真提供:内田英利】

 例年、夏になると、マラソン大会の開催自体も少なくなり、いわゆる閑散期に突入。ランナーの皆さんは、大会のピークを向かえる秋の大会に向けて、各々、ラン力を上げるために、暑い時期に月間走行距離を増やして“脚作り”をしたり、ラン以外のトレーニングにトライしたりする時期でもあります。
 かくいう私も、秋のシーズンインに備えて、走行距離を増やしたり、体幹トレーニングをしたり、ランに負けない身体作りを心掛けては、指導しています。

地元の茨城県石岡市でランイベントを発見!

 そんな中、今秋以降の大会を、各ランニングのサイトで何気なくチェックしていると……見付けてしまったんです! シーズン前の7月9日(日)、私の地元である、茨城県石岡市で開催されているランイベントを。

 その名も、「石岡リレーカーニバル2017」。サイトを覗くと、2016年に、茨城県石岡市の合併10周年記念事業として、リレー方式のフルマラソンで健脚を競う、第1回目が行われた模様。ということは、今年で3回目の、出来立てほやほやのランイベントなのでした。

 そこで、地元の小学校&中学校の同級生、何名かに、リレーカーニバルについて聞いたところ、大会自体は知っていたものの、参加するまでには至らなかったようで。

 それはそうですよね。3年程前、20数年ぶりに同窓会が地元で開かれた時には、体型が若い頃とは異なり、程良い感じでふくよかになっている同級生もいて(汗)。しかも、ウォーキングやジョギングを趣味としている同級生は、ホントに数える程度の様子。殆どの同級生が、慢性の運動不足らしく、健康診断に引っ掛かる項目もチラホラとか。中には、生死をさまようような、大きな手術も経験したと報告をしていた同級生も居てビックリ。

 確かに、40歳を超えて(正確には、昭和46年度生まれの45歳か46歳)、たまに集まる同窓会では、「足腰が痛い!」「やたらと直ぐに疲れる!」と、お互いの病気報告をし合う事も度々ありました(泣)。40代も半ばを迎えた皆が「何時までも健康でいたい!」と思うのは、当然の流れ。とはいうものの、何かしらのきっかけが必要な、今日この頃だったんです。

小・中学校の同級生とチームを結成

同級生のひろし君(左)と 【写真提供:内田英利】

 そこで、地元の青年会会長の経験もある同級生「ひろし君」に声を掛けたところ、「試しに、地元在住の同級生を誘ってみる!」との返答が。しばらくすると、何と10名近く、リレーマラソンに参加意向の同級生が集まったんです!

シューズやウェアーを揃えて、リレーマラソン完走に向けて、練習スタート! 【写真提供:内田英利】

 やっぱり、「健康でありたい!」と思うのは皆同じでして、自分も、マラソン指導をしている仕事柄、同級生をフォローしながら一緒に参加出来れば!と、スケジュール調整をして、参加を決めたのでした。

 そして、正式に、5月末に参加する事を決定。7月9日(日)に開催される「石岡リレーカーニバル2017」には、同級生、総勢9名で参加する事が決定しました。

毎週日曜日の練習会! 徐々にランニングにも慣れてきました 【写真提供:内田英利】

 参加を決めてから大会本番まで、約1ヶ月。コース1周たったの1.3kmも、40歳後半のランニング歴“ほぼゼロ”の同級生にとっては、たかが1.3キロ以上に、されど1.3kmの距離。しかも、無難に計算すると、休憩をしながら走れるとは言うものの、42.195kmを完走するには一人3周から4周走る計算になります。

「さぁ! 急いで、練習日程を確保しなければ!」という事で、日曜日の朝を全体練習日に設定。大会までの貴重な4回の日曜日を、ママである女子は、忙しい主婦業を旦那に任せ、パパである男子は、家族サービスに充てる時間を泣く泣く削り、日曜日の全体練習に加え、他の曜日は、無理の無い“体力に合わせた”自主ランで、いざ本番に備えました。

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著者プロフィール

1971年生まれ。茨城県出身。フルマラソン歴15年。ベストタイムは2 時間45 分01 秒。 グアム ココハーフマラソンは、2009年から6年続けて、ツアー参加者のペースメーカーとして出場。 2016年4月、グアムインターナショナルマラソン2016では、近畿日本ツーリスト主催のツアーに、オフィシャル・トレーナーとして帯同。「Yahoo! JAPAN スポーツナビDo!」にて「マラソン初心者のためのコア・トレーニング」を連載中。分かりやすいトレーニングを動画で紹介し好評を得ている。

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