同窓会リレーマラソンで深まる友情、甦る青春 ラン歴ゼロの40代チームが42.195kmに挑戦!

内田英利

チーム名は出身校と生まれ年から「KFC46」

いよいよ、当日、本番を迎えました! 【写真提供:内田英利】

 私の同級生は、ほぼ皆が小学校&中学校と9年間一緒だった事から、チーム名は、出身校の石岡小学校と国府中学校、そして昭和46年度生まれの頭文字を取って「KFC46」に決定!

 45歳と46歳の男女9名の混合チーム「KFC46」の脚力が、やる気力に伴うかどうか?……いよいよ、当日本番を迎えました。

気温33℃の中、「から揚げと焼きそばはいかが?」と勧めてしまうローカルさが、たまりません 【写真提供:内田英利】

 今回のリレーカーニバルに参加したのは、県内外から56チーム・419名。ローカル感満載の大会当日は、何と今年一番の暑さ。気温は、7月初旬にランニングをする環境としては、余りに酷すぎる33℃(!)。

リレーマラソンには参加出来なかった、じゅんいち君からはスポーツドリンクの差し入れが!……パワーがみなぎります 【写真提供:内田英利】

 制限時間である5時間(意外に速いぞ、汗)で、無理の無いペースで走ろう!と事前に話し合い、水分補給や栄養補給の役割分担も万全に、レースに臨みました。

9名が力を合わせた結果、タイムは……

【写真提供:内田英利】

 太陽が、我らがKFC46の控えテントを照り付ける中、いよいよリレーランがスタート!タスキリレー方式で、9名が懸命にたすきを繋ぐ事、約60分!……イベントの雰囲気も手伝ってか、予想よりも速いペースで、何とか各自1周をクリア!

第一走者の、みやちゃんから、よしお君にタスキが渡り、よしお君から、第三走者のまこと君へと、タスキリレーが続きます 【写真提供:内田英利】

【写真提供:内田英利】

 1周約1.3kmを走り終えた同級生の中には、ギラギラした日差しが体力を奪い、軽い脱水状態になる同級生も。そんな状況の中、頭から水をかぶったり、涼しい室内で体力を回復させたりと、各々、次の順番までの体力を温存。もちろん、私も、水分や栄養の補給を、こまめに忘れずに摂るよう、直接声を掛けアドバイスしました。

頭から水を掛けたり、氷で身体を冷やしたり……とにかく暑かった! 【写真提供:内田英利】

皆の声援がパワーを与えてくれます! 【写真提供:内田英利】

 不思議と、リレーマラソンを皆で走ると、走っている同級生に、休んでいる同級生が「マイペースでー!」「残りもう少し!」などの応援がパワーを与えるのでしょう、練習で走っている距離よりも、実は長く、そして速く走っている事、多々ありなんです(驚)。

つとむ君は、満面の笑みで激走中! 【写真提供:内田英利】

ひろし君も、声援をバックに、最後の力を振り絞ります! 【写真提供:内田英利】

最終走者:ひろし君を皆で出迎え! お疲れ様でしたー! 【写真提供:内田英利】

 そんな中、あれよあれよと、皆、3周から5周のノルマを無事にこなし、大汗をかきながら、無事、最終走者:ひろし君がゴール!!!

3時間42分の好タイム! 【写真提供:内田英利】

 9名が力を合わせた結果、ラン初心者が殆どの結果としては、何と、驚異的な3時間42分という、サブ4のタイムをたたき出したのでありました。これには、同級生の皆もビックリ!……5時間以内の完走目標が、予想を大幅に上回る結果に、大・大・大感激した一瞬でした。

参加した同級生全員、とても良い表情! 【写真提供:内田英利】

 ランを終えた同級生は、もちろん、“夜のスポーツドリンク”を満喫するために、懇親会に突入!……皆で走り終えた、達成感がそうさせるのか、早くも次の“走る”目標を立てたのでありました。

アクティブな“健康診断”になれば

チームポケモンも速かった! 女子の部、第3位! 【写真提供:内田英利】

 これは、「石岡リレーカーニバル2017」の後日談。実は、こちらのランイベント、かなりの“ガチレース”だった事が判明し(汗)。中には、練習の成果を発揮するために設定している、ランニングクラブや実業団のチーム等、強者どもの集まりだったようです。

【写真提供:内田英利】

 健康になりたい! 身近な目標を見付けたい! という、健康訴求に応えるランイベントとして、また、フルマラソン完走を見据えたランニングに、リレーランは有り!と、心から納得した大会でした。

【写真提供:内田英利】

 そして、何といっても、お互いの健康を確かめながら、改めて、友情も深める事が出来る素晴らしいランイベントである事にも、感謝&感激でした。

 年に1回、リレーマラソンに参加する事が、単に飲んで騒いでの同窓会ではなく、今後も、皆のアクティブな“健康診断”になれば良いと思った次第です。

 私も、マラソンの指導を続けるにあたり、同級生の皆から、エネルギーをたくさん貰えたイベントであった事は、間違いありません。

【写真提供:内田英利】

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著者プロフィール

1971年生まれ。茨城県出身。フルマラソン歴15年。ベストタイムは2 時間45 分01 秒。 グアム ココハーフマラソンは、2009年から6年続けて、ツアー参加者のペースメーカーとして出場。 2016年4月、グアムインターナショナルマラソン2016では、近畿日本ツーリスト主催のツアーに、オフィシャル・トレーナーとして帯同。「Yahoo! JAPAN スポーツナビDo!」にて「マラソン初心者のためのコア・トレーニング」を連載中。分かりやすいトレーニングを動画で紹介し好評を得ている。

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