ジャパンダートダービーの最右翼は!? 大レースに強い予想士・吉冨が語る展望

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大レースに強い吉冨伝説。ジャパンダートダービーは!?

取材時点ではユニコーンSを制したサンライズノヴァを最右翼に挙げた 【netkeiba.com】

 先日、行われた帝王賞もケイティブレイブに注目した吉冨。場立ちのブースを“舞台”と呼ぶだけあって、特に大レースが行われる際には勝負強さを発揮するようだ。12日の水曜日にはジャパンダートダービーが行われる。取材時は枠が確定していないため、あくまでも現時点での見解となることは了承して欲しい。

「3歳馬同士でJRAの馬との対戦比較は難しいところがあるのは間違いない。ひとつひとつのレースを検証してみることにしよう。我が地元である南関勢については、羽田盃はキャプテンキングが勝利したものの、1番枠からの逃げで2着ヒガシウィルウィンに0秒1差というもの。これが東京ダービーになるとヒガシウィルウィンが1.3秒差(6馬身差)で楽勝。つまり、東京ダービーが実力通りの結果ということ。この2頭では明らかにヒガシウィルウィン>キャプテンキングということになる」

 JRA勢も基本的にはレースのレベルを検証する。

「ユニコーンSは逃げた馬、番手にいた馬が大敗するハイペースのレースだった。そこを上がり最速で0秒7(4馬身)差をつけたサンライズノヴァはやはり強さを認めなければならないだろう。そのサンライズノヴァは2走前鳳雛Sで4着に負けているが、前半3F35秒9という流れを強引に先行しての0秒1差の4着なら、実際に勝利したローズプリンスダムに先着していることになる。これが実走着差の根本だ。サンライズソアはユニコーンSの流れを考えると3着はよく頑張っているが、現状はノヴァが上の力だと思う。ユニコーンS以外の組で気になるのはタガノディグオだ。3月19日のレースは楽勝だったし、5月4日の兵庫CSも勝利している」

タガノディグオにも要注意だ 【netkeiba.com】

 枠を見ないと最終結論は出ないのだが、現状はサンライズノヴァが最右翼、タガノディグオが続き2強態勢なのが有力。サンライズソア、ヒガシウィルウィンといったところが、流れに乗れれば3着に入る可能性があるという。お時間のある方はぜひ大井競馬で吉冨の口上を聞きながら観覧してみて欲しい。

■吉冨隆安 プロフィール
1947年鹿児島県生まれ。大井競馬場公認予想「ゲート・イン」主宰。大阪市立大学法学部中退後、様々な職業を経て大阪で起業するも、数年後に上京。一時期、学習塾講師と競馬予想屋を両立させていたこともある。平成元年から「ゲート・イン」の屋号で、大井競馬場で場立ち予想を行なっている。常に「競馬が市民の投資対象たる金融商品なら、僕の予想は商品説明である」のもと、確固たる軸馬を1頭決める「実走着差」理論で、競馬との孤独な戦いを続ける。

「俺も頑張って後10年。予想士としての集大成をお見せしたい」

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