ラジオNIKKEI賞、穴馬の資格とは? データ推奨の狙い目は東の伏兵2騎!
ラジオNIKKEI賞の前走レース別成績(過去5年)
表5 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
なお、白百合S組の連対馬2頭はいずれも4番人気以内だった。NHKマイルC組も複勝率が高いものの、今年は出走予定馬がいなかった。
ラジオNIKKEI賞の前走距離別成績(過去5年)
表6 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
なお、同距離の前走1800m組は連対率・複勝率ともに低い。3着以内に入った3頭はいずれも5番人気以下で、穴馬の激走はなかった。
ラジオNIKKEI賞の前走着順別成績(過去5年)
表7 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
黄色で強調した前走6〜9着馬からは14年ウインマーレライら2勝をあげ、連対率・複勝率ともに高い。一昨年を除いて、毎年1頭は3着以内に入っている。なお、前走10着以下からは3着3回。昨年3着のアーバンキッドら3頭は前走オープンクラスで10着以下から巻き返していた。
結論
表8 今年のラジオNIKKEI賞の出走予定馬(6/28現在) 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
これまでに挙げたデータから推奨したいのがライジングリーズンとニシノアップルパイ。ライジングリーズンは前走桜花賞で8着。関東馬でかつ表7で示した好相性の前走6〜9着のゾーンに入っている。NHKマイルCを制したアエロリットをフェアリーSで下しており、牡馬相手でも十分勝ち負けできる実力がある。ニシノアップルパイも関東馬で、前走プリンシパルS組。その前走は緩みない流れで先行し、勝ち馬から0秒6差と粘れていた。今回54キロのハンデも好材料で、激走してもおかしくない。
最後に斤量53キロ勢から2走前にモズカッチャンと接戦を演じたビービーガウディ、前走江の島特別9着ながら福島実績があるロードリベラルを大穴候補で挙げておきたい。
文:ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。