「トリプルアクセルを絶対に跳びたい」
シニアデビュー控える17歳・坂本花織

性格は「負けず嫌い、明るい、面白い」

自身の性格は「負けず嫌い、明るい、面白い」と語る坂本。インタビュー中もよく笑顔を見せていた
自身の性格は「負けず嫌い、明るい、面白い」と語る坂本。インタビュー中もよく笑顔を見せていた【スポーツナビ】

――パーソナリティーの部分も聞かせてください。ご自身ではどういう性格だと思いますか?


 負けず嫌い、明るい、面白い。 負けず嫌いは自分でそう思っています。明るいは自分も周りも思っていて、面白いは周りから言われます。関西人なので、ボケとツッコミが激しいらしいです。誰かがボケたのをすぐに拾ってツッコむから「やっぱ関西人やな〜」と。両親は「ザ・関西」みたいな感じではないんですけど、ずっと神戸なので、それで関西になじんでしまったかなと(笑)。


――スケーターとしてターニングポイントとなった出来事は?


 小学校6年生のときに全日本ノービスAで優勝したことですかね。初めて大きな舞台でメダルを取れたので、そのときに(樋口)新葉も出ていて、舞依ちゃんも出ていて、その中で勝てたことが自信になって、ジュニアになってもいけるかもしれないと。それで強化選手になって、いろいろとサポートしてもらって、その試合で一番変わったかなと思います。


――表現面とジャンプ、よりこだわっているのはどちらでしょうか?


 ジャンプです。正直、ジャンプしか取り柄がないので。ミスしてしまうとけっこう気持ちが落ちてしまう方なので、ジャンプでしっかり魅せて、点数が取れたらいいなと思っています。


――来季、新しいジャンプを取り入れる予定はあるのですか?


 フリーはトリプルアクセルを入れる構成になっています。普段から練習しています。


――練習では成功している?


 回転不足なんですけど、降りることはできていて、「あともう少しだね」とは言わています。今も降りたいとは思っているんですけど、「もう、絶対に跳びたい」とずっと願っていたらいつか降りられるかなと。 回転不足で降りるか、回転は足りているけどコケるかなんですよね。そろそろ降りたいです。

五輪は「夢で終わりたくない」

シニア1年目がいきなり五輪シーズン。プレッシャーもかかってくるはすだが、坂本は「いつも中野先生(右)が鍛えてくれている」とメンタルについては自信を持っているようだ
シニア1年目がいきなり五輪シーズン。プレッシャーもかかってくるはすだが、坂本は「いつも中野先生(右)が鍛えてくれている」とメンタルについては自信を持っているようだ【写真:アフロスポーツ】

――前回のソチ五輪のときはまだ13歳でした。その当時、平昌五輪に向けてはどう考えていましたか?


 年齢的には出場できるので、それまでにシニアに上がっていなければとは思っていました。目指している限りは、夢で終わりたくないので、絶対にかなえようと思いながら練習をしてきました。


――シニア1年目が五輪シーズンになります。ご自身ではどのような道筋を描いていますか?


 五輪の選考試合が全日本選手権になるので、それまでにしっかりと結果を残して、ぎりぎり行けるのではなく、絶対に行けるように持っていきたいと思っています。


――プレッシャーもかかってくると思いますが、メンタル面はどう整えていきますか?


 メンタルに関しては、中野先生が日々鍛えてくださっているので、たぶん問題ないと思います。いつもきつい言葉に耐えているので。 心が折れそうになったときには、お姉ちゃんに「今日はこんなこと言われた」と泣きついています。先生の言葉はけっこう刺さりますよ。心臓がスポンジになって、矢がグサッみたいな。


――それは鍛えられますね(笑)。中野先生の言葉で印象に残っていることはありますか?


「練習のときは試合だと思って緊張感を持って練習して、試合のときは練習通りと思ってやればいつも通りできるよ」と昔から言われていて、それを今も実践しています。私はどんな大会でも同じように緊張して、あまり大会の大きい小さいは関係ないんですけど、先生が送り出してくれる直前に「あんたならできるでしょ」と声をかけてくれるので、自分でも「できる、できる」と思いながらやっています。


――最後の質問です。将来的にスケーターとして達成したいことは何ですか?


 いつ引退するかは分からないですが、五輪は平昌と北京の2回に出たいとは思っています。ライバルは舞依ちゃん含めて多いですけど、負けないようにしたいです。


(取材・文:大橋護良/スポーツナビ)

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