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富樫勇樹「今はNBAよりも東京五輪」
Bリーグ初年度を振り返る プロ意識編

あまりチヤホヤされるのは好きではない

「米国でやったという自信、経験がある」と富樫(右)
「米国でやったという自信、経験がある」と富樫(右)【石田祥平】

――プレーをするモチベーションについておうかがいします。ただその競技が好きというだけではなく、お金がほしい、目立ちたいという気持ちをエネルギーにするスポーツ選手もいると思います。富樫選手はどうですか?


 目立ちたくはないですね。正直なことを言うと、全く有名にならずにお金を稼ぎたいんです……(笑)。あまりチヤホヤされるのは好きではないので。でもスポーツ選手でやっている限り、知名度で収入も変わってくると思うので、仕方がないと思っています。


――サッカーの点取り屋は目立ちたがり屋というか、熱いタイプが多いように思うのですが、バスケの場合はクールな点取り屋が多いですよね。


 バスケはそうだと思います。今回、Bリーグのベスト5に田中大貴選手(A東京)、比江島慎選手、金丸晃輔選手(共にシーホース三河)と自分を日本人では選んでもらいましたが、4人ともどちらかというと感情を表に出さないタイプですね(編注:もう1人は川崎ブレイブサンダースのニック・ファジーカス)。


――高校時代を米国で過ごしましたが、その時期に得たものは?


 本当にいろいろなところですね。技術的なところもそうですし、メンタル的にもあっちでやったという自信、経験がある。そういうところは大きいと思います。


――日本より自己主張が求められる環境だったと思いますが。


 もともとは結構シャイな性格だったのが、少しずつ変わっていったと思います。(Bリーグのクラブは)米国出身の選手がチームにだいたい3人います。彼らとコミュニケーションをとれるというのは、他の選手よりも強みになっている部分だと思っています。

NBAは全く違うもの

日本と米国の違いを問われると「NBAは全く違うもの」とコメントした
日本と米国の違いを問われると「NBAは全く違うもの」とコメントした【スポーツナビ】

――6月7日までは日本代表での東アジア選手権もあって時間がなかったかもしれませんが、今年のNBAファイナルは見ましたか?


 オンタイムでは見られなくても、ほとんど見ていましたね。


――NBAのファイナルを見て、プレー以外の「魅せる」部分に違いを感じることはありますか?


 米国のスポーツ文化があるからこそのパフォーマンスがあると思います。日本ではそれが批判される部分もなくはないですし。


――トラッシュトークなんかは日本だと受け入れられないかもしれませんね。


 でも米国はそれが面白いと思われますし、差別的なことでなければ盛り上がる要素の1つになるんです。日本はまたちょっと違うのかなと思いますね。


――NBAは小さい頃から見ていたんですか?


 小学生の高学年くらいから見ていました。


――見ていて「日本もこうなってほしい」みたいなことは思ってましたか?


 小さいころは思っていないです。全く別世界だと思っていて、今も正直そうなんです。かけ離れているというか、全く違うものと思っています。

Bリーグ制覇だけでなくもう一つ上の目標を

「五輪にいけるように活躍したい」と代表への思いを語った
「五輪にいけるように活躍したい」と代表への思いを語った【写真:築田純/アフロスポーツ】

――6月3日から7日まで開催された東アジア選手権で、日本代表としてプレーされました。


 しっかりしたFIBA(国際バスケットボール連盟)の大会に、代表のユニホームを着て出るのは初めてだったんです。代表の経験がないわけではないんですけれど、初めてみたいな気持ちで臨んでいました。そういう公式戦を経験できたのは良かったと思います。


――やはり2020年の五輪が東京で開催されるというのは、富樫選手にとって大きなポイントですか?


 今はNBA(への挑戦)よりも五輪のことを考えていますね。なかなか経験できる舞台ではないと思いますし、東京ということにすごく魅力を感じています。もしヨーロッパや米国が開催地だったら、そこまでの意識は正直なかったと思います。NBAを目指そう、海外でもう一回プレーしようという感じになっていたと思います。


 今は代表の試合がシーズン中に入ってきて、しっかりと勝ち抜かないと(ワールドカップや五輪に)出られません。代表としての戦いに参加して、五輪にいけるように活躍できればと思っています。Bリーグ制覇だけでなく、もう1つ上の目標を持ちながらやっていきたいです。

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大島和人
大島和人

1976年に神奈川県で出生し、育ちは埼玉。現在は東京都町田市に在住する。早稲田大在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れ、世界中のスポーツと接する機会を得た。卒業後は損害保険会社、調査会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。バスケットボールやサッカー、野球、ラグビー、バレーなどの現場にも小まめに足を運び、試合観戦数は毎年300試合を超える。日本を実はサッカーだけでなくバスケ強国であるスペイン、バレー王国・ブラジルのような球技大国にすることが一生の夢で、“球技ライター”を自称している。

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