プロレス“怖い”レスラー列伝 東京03豊本のプロレスあれこれ(14)
サービス精神皆無なところもプロフェッショナル!?
現在断トツに怖い、新日本プロレスの飯塚高史選手 【写真:SHUHEI YOKOTA】
まぁ断トツに怖いのは新日本プロレスの飯塚高史選手です。
スキンヘッドに眉毛を剃り落とし長い髭をたくわえた極めて怖い風貌で、わめきながら客席に突っ込んで来ます。お客さんはただ逃げることしかできないんです。
マスコミに向けてのコメントも一切しない徹底ぶりで、その神秘性も怖さに拍車をかけています。
やっぱり怖い選手はお客さんが逃げますね。
バラモン兄弟が撒き散らす水の量は、なかなかです 【写真:中原義史】
入場では水を観客席に撒き散らしながら入って来ます。「どうせ大した量でもないんでしょ?」とお思いでしょうけど、なかなかの量です。
でっかいポリバケツに手酌で撒いたり、口に含んでお客さんにピューっと吹いたり、とにかく撒きまくって、打ち水効果で会場の気温が下がるぐらいの時もあります。
もちろん、お客さんは、水に濡れるのが嫌だから逃げるというのももちろんですけど、本当に何をして来るか分からないから逃げるんです。
以前は、入場時に虫をばら撒いたり、海産物を撒いたり、めちゃくちゃしていた前科もあります。常識で言ったら不快です。恐怖と不快で逃げるんです。
他のヒールレスラーで、試合で悪いことしてるのに試合後物販でお客さんに愛想振りまくのもサービス精神かも知れませんが、バラモン兄弟は物販に立ちません。会場の出待ちも対応しません。SNSなんて一切していません。この徹底はプロフェッショナルだなぁと思います。
ジャパニーズホラーな女子レスラー、ほんとに怖いです……
松山座という大阪の興行で見ることのできる選手ですけど、機会があったら見て下さい。
セーラー服に、顔面は包帯で巻かれて顔は良く分かりません。
床を這って入場して来ます。会場の子供が怖くて泣きます。大人もたじろぎます。試合中突然、吐血します。
ジャパニーズホラーな女子レスラーです。「これもキャラクターでやってんでしょ?」と思われがちですが、普通に怖いです。
だんだん紹介するレスラーの怖さの種類が違ってきましたけど、実際に会場で見て欲しいレスラーなので機会があったら是非。