ロードカナロア産駒ステルヴィオの★は… 2歳馬チェック17-18シーズン開幕!

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック

 ダービーの翌週、今シーズンも間髪入れずに始まった新馬戦だが、目立ったのはロードカナロアやノヴェリストなど新種牡馬産駒の活躍。早期デビュー組が重賞戦線、クラシック戦線で活躍することも珍しくなくなってきたが、今年はどうなる?

父ロードカナロアへ初勝利をプレゼント ステルヴィオ

府中のマイルを好タイムで駆け抜けたステルヴィオ(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

6/4(日) 東京5R 2歳新馬 芝1600m
ステルヴィオ 牡 馬体重:462kg
★★★★★★★ 7点〔GIIIクラス〕
騎手:C.ルメール 厩舎:(美) 木村
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング
父ロードカナロア
母ラルケット(ファルブラヴ)

 好スタートから好位で折り合い、ラスト3Fは11秒5−11秒4−11秒6というラップの中、最後の1Fもシッカリと加速して評判馬サトノオンリーワン以下を突き放した。勝ち時計の1分34秒8は前日の古馬500万(1分34秒6)と遜色ないもので、この時期の2歳戦ではロードクエスト(1分35秒7)を大きく上回る歴代最速タイム。ロードカナロアの初年度産駒、その一番星に相応しい勝ちっぷりと言えよう。

馬体診断
 短距離王ロードカナロアの産駒ということで、気になるのは距離適性。まだ緩さは感じさせていたが馬格は十分、それほど窮屈な造りではなく1800mくらいまでならこなせても不思議はない。ただ、重心が低くパワー寄りにも映るだけに、1400m〜1600mくらいが良さそう。

血統診断
 母ラルケットは3歳時にクイーンC3着など、早い時期から活躍したが、古馬になってからも準OPで2、3着がある。父ロードカナロアは香港スプリント連覇など、スプリント路線の絶対王者として君臨。5歳時には安田記念にも挑み、見事勝利を収めているように、決して距離の融通が利かないタイプではなかった。トウショウボーイやパーソロンなどが重ねられた母系の奥深さも魅力だろう。

馬券の狙い目→1400m〜1600mが理想の距離。2歳戦で言うなら京王杯2歳S(東京芝1400m)で買いたい。

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著者プロフィール

競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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