ロードカナロア産駒ステルヴィオの★は… 2歳馬チェック17-18シーズン開幕!
競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック
父ロードカナロアへ初勝利をプレゼント ステルヴィオ
府中のマイルを好タイムで駆け抜けたステルヴィオ(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】
ステルヴィオ 牡 馬体重:462kg
★★★★★★★ 7点〔GIIIクラス〕
騎手:C.ルメール 厩舎:(美) 木村
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング
父ロードカナロア
母ラルケット(ファルブラヴ)
好スタートから好位で折り合い、ラスト3Fは11秒5−11秒4−11秒6というラップの中、最後の1Fもシッカリと加速して評判馬サトノオンリーワン以下を突き放した。勝ち時計の1分34秒8は前日の古馬500万(1分34秒6)と遜色ないもので、この時期の2歳戦ではロードクエスト(1分35秒7)を大きく上回る歴代最速タイム。ロードカナロアの初年度産駒、その一番星に相応しい勝ちっぷりと言えよう。
馬体診断
短距離王ロードカナロアの産駒ということで、気になるのは距離適性。まだ緩さは感じさせていたが馬格は十分、それほど窮屈な造りではなく1800mくらいまでならこなせても不思議はない。ただ、重心が低くパワー寄りにも映るだけに、1400m〜1600mくらいが良さそう。
血統診断
母ラルケットは3歳時にクイーンC3着など、早い時期から活躍したが、古馬になってからも準OPで2、3着がある。父ロードカナロアは香港スプリント連覇など、スプリント路線の絶対王者として君臨。5歳時には安田記念にも挑み、見事勝利を収めているように、決して距離の融通が利かないタイプではなかった。トウショウボーイやパーソロンなどが重ねられた母系の奥深さも魅力だろう。
馬券の狙い目→1400m〜1600mが理想の距離。2歳戦で言うなら京王杯2歳S(東京芝1400m)で買いたい。
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