生まれ故郷・岩手県奥州市で初マラソン 縁深き場所でのランは大切な思い出に

三河賢文

【写真提供:三河賢文】

『2017スポニチいわて奥州きらめきマラソン』を走ってきた

 梅雨時期を目前に控え、思いがけず暑い日々が続いています。そんな中、5月21日(日)に岩手県で『いわて奥州きらめきマラソン』が開催されました。今年が第1回目となる本大会、私は開催を知るなりすぐにエントリー。なぜなら開催地である奥州市は、私の生まれ故郷なのです。言い知れぬ縁を感じて出場を決めた『いわて奥州きらめきマラソン』は、いったいどんな大会になったのか。その模様をご覧ください。

暑さとの闘いに苦戦するランナーが続出

【写真提供:三河賢文】

【写真提供:三河賢文】

 大会当日の天候は晴れ。空には雲ひとつありません。スタート30分前に現地に向かうと、すでにやる気に満ち溢れたランナーの皆さんが準備を行っていました。地元の方々が多いのか、周囲からは方言で楽しそうに会話を交わす方々の声が耳に入ります。私にとっては少し懐かしい方言ですが、こういう雰囲気もまた地方遠征の楽しみと言えるでしょう。

【写真提供:三河賢文】

 距離は1km毎に表示されており、GPSウオッチが無くても困りません。ちなみにこの表示、ラスト5kmからはカウントダウン形式のものが追加されていました。

 スタート直後は道が混雑するので、ゆっくりとスタート…これはマラソン大会の“あるある”ですね。私はAブロックだったので早めにバラけましたが、後続の方々はやはり詰まっていたようです。

【写真提供:三河賢文】

 給水ポイントは5km前後の感覚で設けられていました。が、どうも序盤から給水に立ち寄るランナーが多いような気がします。それもそのはず…この日は非常に暑く、なんと最高気温は32度を超えたとのこと。大会運営側も誤算だったようで、

「暑いからしっかり水分取っていきな」

と声がけしてくれます。給水ポイントには水を含んだスポンジを配布している場所もあったのですが、これをTシャツの首部分に入れて走っているランナーも見ました。
 レース終盤。「あと一歩」というところで暑さに苦戦し、汗だくになって歩きながらゴールを目指すランナーもチラホラ。私は暑さに強い方ですが、さすがにいつもより多く給水を取り、首や脇の下などを冷やしながら走りました。特に終盤はちょうど気温が最高となるタイミングのため、ゴールが遠く感じた…という方がいたかもしれません。

1/2ページ

著者プロフィール

中学生の頃から陸上競技を始め、大学では十種競技選手として活動。引退後、約7年のブランクを経て2011年6月よりランニングを開始。同年にハーフマラソン、フルマラソン、翌年には100kmのウルトラマラソンやトライアスロン(オリンピック・ディスタンス)も完走。沖縄本島1周マラソンなどを始め、今では“超長距離”レースにも数多く出場している。また“トウモロコシ”や“アザラシ帽子“をトレードマークに、仮装マラソンも楽しむ。ランニングブログも不定期更新中。趣味と過去の経験を活かし、現在は東京都葛飾区内にある中学校の陸上部にて、外部コーチとして指導も行っている

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント