【ボクシング】 井上尚弥、世界へ「全力でアピール」 34歳の八重樫東、体の衰えは感じず
21日に有明コロシアムで行われる世界戦に臨む井上尚弥(左)と八重樫東(右) 【スポーツナビ】
5度目の防衛戦となる井上。次戦以降は世界進出も視野に入れているだけに、「次につながる大事な試合だと思っている」と気合十分。「自分のできる限りのボクシングをしていい形で試合を終わらせたい」と抱負を語った。
一方、挑戦者ロドリゲスは「体調はパーフェクト」と仕上がりの良さをアピール。「必ず母国にベルトを持ち帰る」と闘志を燃やした。
37戦のキャリアを誇る暫定王者メリンドと対戦する八重樫は「いろいろなプランを用意してきた。その上でベストな選択をしていきたい」と対策は準備万端。メリンドは「すべてのスキルを見せられる試合をしたい」と勝利を誓った。
以下、調印式後の選手コメント。
井上尚弥「ボクシングの魅力をすべて伝えられる試合に」
V5戦に勝利すれば、大舞台も予想される井上。「いい形で次につなげられれば」と意気込む 【スポーツナビ】
(今回の試合で世界にどうアピールしたい?)今回の試合は次につながる大事な試合だと思っているので、自分のできる限りのボクシングをして全力でアピールして、いい形で試合を終わらせたいです。
(内容的にも世界にアピールしたいか?)まずは日曜日の試合をしっかりとこなすだけですが、その後に(大橋秀之)会長からも言われていますが、大きな舞台でという話もあるので、そこも頭に入れつつ、良い試合をしたいと思います。
(5大世界戦の大トリとなるが?)形的には自分が最後のトリを務めるということなので、しっかりボクシングの魅力をすべて伝えられるような試合をして、最後を飾りたいと思います。
リカルド・ロドリゲス「準備万端という以上の状態」
挑戦者のロドリゲス(右)は、仕上がりが万全であることをアピール 【スポーツナビ】
(世界のトップに向ける戦いとなるが?)私は今、ボクシングの学習をたくさんしています。準備も万端にできています。井上選手のようなグレートな王者と戦えることをうれしく思います。準備万端という以上の状態で臨みます。
(メキシコにベルトを持ち帰る決意を)もちろんそのために練習してきました。ベルトに集中して練習し、私は必ず世界王者になります。
八重樫東「身体的に衰えている部分はない」
34歳最初の試合となる八重樫だが、年による衰えは感じていないと話す 【スポーツナビ】
(34歳になって最初の試合となるが)34歳はあくまでも数字上のことなので、身体的にはそこまで衰えている感じはあまりありません。
(昨日の検診では成長もあったと思うが)リーチが伸びたのですが、ほかも衰えていないので大丈夫です。
(タレントのビートたけしさんに“激闘王”としての姿を賞賛されていたが)僕は勝ったり負けたりのキャリアなので、やっぱり見ているファンの方々には、立ち上がる姿とか、もう1回這い上がる試合を見ていただければいいかなと思っています。
ミラン・メリンド「パッキャオはパッキャオ、メリンドはメリンド」
フィリビン出身のボクサーであるメリンドだが、“レジェンド”パッキャオは憧れではあるが、自分は自分であると主張 【スポーツナビ】
(八重樫選手を攻略する自信は?)八重樫選手もファイトスタイルは変えてこないと思いますし、私も私のスタイルで戦っていきたいと思います。戦術的なファイターはたくさんいますが、自分がそういうファイターとの違いも見せたいと思います。
(フィリピンからは偉大なボクサーも輩出しているが)フィリピンからは有名な選手も出ていて、私もマニー・パッキャオ選手に憧れてはいます。とはいえ、たくさんのボクサーがいて、パッキャオ選手は現在レジェンドではありますが、パッキャオはパッキャオ、ミラン・メリンドはメリンドとして、自分自身のスタイルを確立させていければと思います。
(試合に向けて)日曜日は私の持ち得る限りのスキルをすべて見せられる試合をしたいと思います。とはいえ、この試合は自分のためだけにしているわけでなく、自分の母国であるフィリピンのためでありますし、また日本で会場に来てくれるファンのための試合でもあると思っています。
共に次の戦いへ、良いステップでつなげることができるか 【スポーツナビ】
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