川内、安藤らが世界陸上マラソン代表に 瀬古リーダー「当然、メダルは欲しい」

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安藤友香「後先のことを考えず勝負するのが強み」

名古屋ウィメンズマラソンで派遣設定記録を上回り、代表に内定していた安藤友香 【スポーツナビ】

安藤友香
「世界陸上の代表に選んでいただいたことは、正直にすごくうれしいです。また、うれしい気持ちもありますし、日本代表として出場するということで、これからしっかり気を引き締めて頑張っていこうという思いもあります。

 世界陸上では世界の強豪選手と戦うので、しっかり自分らしい走りを、今回の名古屋(ウィメンズマラソン)でのレースと同じように積極的なレースを世界でもしたいなと思います」

――夏のレースへ向けた対策は?

安藤 夏は基本的には暑くなるかなと思うので、冬のレースとは違って水分の取り方であったり、暑さ対策をしっかり練習の中から意識して取り入れていこうと思っています。

――世界選手権での具体的な目標は?

安藤 世界選手権では、積極的に勝負していくことが大切だと思っていますし、その先の(東京)五輪を目指しているので、五輪につながるレースにできればと思っています。

――名古屋ウィメンズでは銀メダリスト相手に最後まで食らいついたが、自分では世界との差をどう感じているか?

安藤 やはり今のままではまだまだ、世界の選手に通用するような力は持っていないなと思っています。名古屋ウィメンズマラソンでも、後半仕掛けられた時に付いていくことができなかったというのは、世界の強豪選手を相手にすると、さらにもっとレベルの高いレースになってくると思うので、今の自分をもっと磨いて勝負できる体を作っていかなければいけないと思っています。

――名古屋ウィメンズでは先頭に付いていく積極的なレースだったが、そこから得られた一番の収穫は?

安藤 今回の名古屋ウィメンズが初マラソンだったのですが、積極的に始めから勝負していくことで自分の中ですごく自信が付きました。距離的にも不安があったのですが、しっかりフルマラソンでも勝負していけると実感できました。

――名古屋ウィメンズで感じた、世界と戦う時の自分の武器と課題は?

安藤 私の中では、後先のことを考えるのではなく、“今”相手としっかり面と向かって勝負していくという強気なところは、自分の強みでもあります。逆に今回後半で離されてしまったというのは、まだまだ走力的に実力不足ではあるんですが、やはり差を付けられてしまった時に、いかに粘って自分を奮い立たせて走るかという弱さがそこにあると思います。強みでもあり弱みでもある自分の気持ちの面をこれから強化して世界に挑んでいきたいです。

――万全の状態で世界選手権のスタートラインに立つために、練習面で心掛けたいことは?

安藤 練習をしっかり行って体力面や精神面の強化をすることももちろん大切なのですが、一番は体調管理であったり、陸上以外の日頃の基本的な面をしっかり大切にしていくことも重要になってくるのではないかなと思います。

――武器である強気な姿勢を身につけられた理由は?

安藤 マラソンを迎えることが決まって以降、いろいろな練習をしていたのですが、自分としては弱みが出てしまった時に、それをしっかり克服して次につなげることができたという、練習の中で自分の自信を培っていったということが一番大きいです。

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