宇野が逆転V「最後まで攻め切れた」 冬季アジア大会 男子メダリスト会見

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金博洋「特別な大会になった」

演技終了後に顔をしかめる金博洋。ジャンプのミスはあったものの、全体的な出来には満足感を示した 【坂本清】

――試合を振り返ってどうだった?

 SPとFSで2回ほどミスはあったんですけど、全体的に考えれば満足いく演技でした。

――四大陸選手権が終わってすぐの今大会へ向けた調整、またモチベーションはどうだったか?

 四大陸は(自分にとって)あまり理想的な大会ではなかったと思います。もちろん全力を出すために頑張ったんですけど、普段練習したことを出し切れなかったので非常に残念なところも多かったです。四大陸と比べてこの大会では、気持ち的にリラックスして試合に臨むことができたし、平常心を取り戻すことができたのかなと思います。私にとっては初めてのアジア大会なので、そういう意味では特別な大会になりました。もちろん練習時間が足りないという部分はありましたが、今回の大会は自分としては非常に満足ができます。平昌五輪へ向けてこの経験を生かして、自分の実力を出し切りたいと思います。

閻涵「自信を取り戻した大会」

米国に拠点を移したことで内面的な成長を遂げた閻涵。3位という結果に「自信を取り戻した大会」と手応えを語った 【坂本清】

――試合を振り返ってどうだった?

 全体的にそんなに問題がなく、自分では満足がいくものでした。特に最近あまり調子が良くなかったんですけど、今回いつもの自分に戻ったというところが自分としては一番うれしく思っています。

――米国に練習拠点を移したことでどのような影響があったか?

 まず米国での生活は私にとって1つの試練でした。1人で米国に行き、もちろん通訳もマネジャーもおらず、1人で衣食住すべてを解決するということは、内面的に自分が成長して大人になれたと思います。米国で苦労した分、北京に戻った時は、北京での生活がこんなに幸せだったんだということをあらためて感じることができました。

 練習面において米国の選手たちは非常にプロ選手が高く、尊敬すべきところがたくさんあります。練習の時も常にプロ意識を持って臨む態度、常に向上心を持って取り組む態度、そういうところが私にとっては非常に勉強になりましたし、今後も見習うべきところだと思いました。

――今大会への調整、モチベーションについては?

 今回のアジア大会では、自分の本当の力を出せたと思います。最近ずっと調子が良くなくて、自分のなかでは非常に気持ちが落ち込んでいる時期もありました。ミスも多かったですし、どのリンクに上がってもリンクが怖くなった時期があって、なかなか真正面からぶつかるということがとても怖くなっていました。でも今回は自分の練習通りにほとんど演技できましたし、そういう面では自信を取り戻した大会と言えると思います。

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