有力馬に乗り替わり多発のフェブラリーS “代打の神様”は砂王決定戦をこう見た
乗り替わりのフェブラリーS、どう見る?
カフジテイクは福永の負傷により再び津村に手綱が渡る 【netkeiba.com】
「津村くんは決め打ちができるジョッキーだなと思っています。これでアカンかったら仕方がない、という乗り方ができるジョッキーじゃないかな」(永島騎手)
ただ、もし自分が乗るとすれば脚質ゆえの不安も残るという。
「もしスタートを抜群に決めたら、それ故に後手を踏む可能性もあるかな、と。前に行くと思っていた馬が自分よりも後ろにいたら、その馬が動いた時に自分が反応できない。その馬をやり過ごしてからじゃないと行けないから、勝負所で後手を踏んじゃいそうですね。まぁ、僕が乗るなら、ですけど。この辺は枠と展開によりますね」(永島騎手)
コパノリッキーには5戦ぶりに武豊 【netkeiba.com】
「コパノリッキーは、ある程度馬力に任せてダァーっとスピードを生かすタイプの馬だと思います。ただ、前走(東京大賞典)はリズムも悪くなかったと思うのですが5着。馬が『やーめたっ』と諦めちゃうと難しいと思います。今回はメンバーを見た感じリッキーより速そうな馬はいないので、その分ちょっとやりやすいメンバー構成かなと思います。ケイティブレイブは兵庫チャンピオンシップ(園田)を逃げて勝っていますが、外目の枠で押して行っての逃げという感じ。1600mならリッキーの方が速いでしょう。
よくユタカさんに木曜に遊びに連れて行ってもらうことがあったんですが、GIの枠順が出ると展開上ポイントになりそうな馬より内か外かっていうのをいつも気にされてましたね。そのくらい枠順は本当に大切です」(永島騎手)
幾度となく「競馬は基本的に枠順と展開で決まると思う」と話した。
特定の馬より内枠か外枠かによって、騎手は様々なパターンの展開を想定するのだろう。そこに「乗り替わり」というスパイスがどう加わるか。
乗り替わりは依頼する方もされた方も、そして残念ながら乗れなくなった騎手も、それぞれが複雑な思いを抱くだろう。
代打の神様・永島騎手はこう話した。
「チャンスをものにするためにみんな努力しています。チャンスをいただけた時は、感謝と同時に結果をだしてやる! って思います」
フェブラリーS、先頭でゴールを駆け抜けるのはどのコンビだろうか。