有力馬に乗り替わり多発のフェブラリーS “代打の神様”は砂王決定戦をこう見た
有力馬の乗り替わりが相次いだフェブラリーS、園田の永島太郎騎手はどう見ている? 【netkeiba.com】
騎乗依頼がくる前から馬を観察
昨年の最優秀ダートホース・サウンドトゥルーは大野拓弥騎手の騎乗停止により柴田善臣騎手に。
カフジテイクは福永祐一騎手負傷により再び津村明秀騎手に。
昨年の覇者・モーニンはライアン・ムーア騎手が初騎乗。
2014、15年連覇のコパノリッキーは5戦ぶりに武豊騎手に戻り、ケイティブレイブは幸英明騎手に替わる。
また、デニムアンドルビーは約3年ぶりに内田博幸騎手、ブライトラインは3戦ぶりに石橋脩騎手にそれぞれ替わる。
“代打の神様”が一発勝負をキメる心構えを伝授 【netkeiba.com】
「ダイナミックグロウに騎乗する前、一緒のレースになったことがあったんですが、道中、僕の斜め横にいた時に『レースに集中しきれていないんじゃないかな』と感じたことがあったんです。それまでも重賞で勝ち負けはする馬だけど、何か足りないのかなと思っていました。レース前に戦法は決めつけないのですが、最後方から行くとか極端な形の方がこの馬の気性にはいいんじゃないかと思っていました」(永島騎手)
レースではいいスタートを切ったため、ハナを奪った。ダイナミックグロウにとって園田・姫路に移籍して以来初めての逃げ。4コーナーでは2番手の馬に一度は交わされたが、直線で再び差し返して勝利した。
「どんなペースやカタチでも最後の直線は仮に13秒ならそのタイムで走ってこれる馬だと思っていました」(永島騎手)
初騎乗の馬は装鞍所で体型や脚の長さ、蹄の形を見てレースぶりをイメージするという。返し馬では、これまで乗った活躍馬で似たタイプがいればその長所を重ね合わせて想像を膨らませる。
ゲートが開くまでのこれらの作業と経験に基づく勝負勘が勝利を引き出すのだろう。