ペルシアンとアルアイン、どっちが強い? 池江厩舎担当が直撃 シンザン記念座談会

競馬専門紙「優馬」

台風の目は未勝利勝ち上がり組? 波乱を演出するのはコレ

年末のGIをパスしてデキ良好のコウソクストレート(黒帽) 【撮影:日刊ゲンダイ】

須藤「僕はタイセイスターリーの巻き返しに期待します。前走のデイリー杯は、先行できなかった上に、スローペースで外を回る形では仕方のない敗戦と言えます。3年前にこのレースを勝ったミッキーアイルの下で、能力があることは間違いないですから、見直したいですね」

細川「前走の敗因については、陣営もわからない面があるとのことですが、再度、川田騎手が乗ってくれること自体、この馬の素質の高さを感じているからこそですし、一変も十分ありますね」

デスク「ルメール騎乗でソコソコの人気になりそうな関東馬コウソクストレートは、意外にも◎ゼロか。マイルが初めてとなる点も嫌われているのかな」

小桧山「距離について『やってみないとわからない』という中舘師の言葉は本音だろうな。ただ『GIをパスしてここに目標を切り替えたのは正解で、デキは良好。前走は中1週で精神的にもキツかったことが、出遅れという結果に。ルメール騎手がうまく運んでくれれば、面白いよ』とも。前走の京王杯はメンバーも揃っていたし、そこで出遅れて4着なら食い込み可能と見ていいんじゃないかな」

中邑「まだ未勝利を勝ち上がったばかりのエテレインミノルですが、直線でフラつきながらも大外から差し切った前走は強いの一言でした。まだ幼さを残しますが、決め手はここでも通用すると思いますし、距離短縮もプラスに働くはずです」

吉田「過去10年で、同じように未勝利を勝ったばかりの馬が2勝、2着1回というデータからも、エテレインミノルは狙えるんとちゃいますか。外ラチ近くまで膨れた前走は、自身やなくって、内にいた馬が外へモタれたせいや思います。着差はクビ差でも、相当な力差を示す勝ちっぷりでしたわ」

「僕は同じ未勝利勝ち上がり組からブレイヴバローズを。栗東に入った秋口からずっと見てますが、デビュー戦も前走も、直前の気配の良さに惚れ込んで◎を打った馬なんです。短期放牧から帰ってきて、暮れにじっくりと観察する機会がありましたが、相変わらず気配の良さが目立っていますし、デビューから連続して騎乗する鞍上の手腕にも期待します」

加茂「同じパターンで狙えるのがマイスタイルやろ。勝ったのが暮れで、間隔は詰まってるけど、勝ちっぷり自体は相当なモンやったし、強いペルシアンナイトを負かすとすれば、これやろな」

福田マイスタイルの前走は、昆師に言わせると『抜け出してから遊んでいた』ほどの余裕の勝利。まだ成長途上、ちゅうのは確かなんやけど、それだけ伸びしろもあるということや。未勝利を勝って中1週で重賞ちゅうキツイ条件を承知で使うのも、それなりの手応えがあるからなんやろな。鞍上からも『使ってみては』との進言があったらしいで」

デスク「あと、俺が気になっている馬の名前が出てこないんだが……。どうよ、加茂ちゃん」

加茂「はいはい、キョウヘイやね。2走前が前へ付けて失敗したこともあって、前走はジックリと。ラストは追えば追うだけ伸びていたし、マイルでもやれることを証明したと思いますわ。今回も『変に色気を持たず直線に賭ける競馬を』とのこと。展開次第では、出番があっても、ってとこやろな」

木谷「京都金杯も結局は内枠の馬たちで決まってましたし、シンザン記念もそうなりそうな予感がしますよ。内枠&先行馬で1200mの前走を逃げ切ったメイショウソウビなんか面白そうですけどね。で、デスクは△がチョロチョロとしか付いていないキョウヘイで初志貫徹ですか?」

デスク「あたり前田のクラッカーだ! つか、△がチョロチョロって、推奨馬が全員“……”のお前に言われる筋合いはないわ!」

2/2ページ

著者プロフィール

競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント