体重410キロの少女2頭をピックアップ カリンバ&コマノレジーナに★6つ評価

競馬専門紙「優馬」

大外枠も何のその 父譲りの瞬発力 コマノレジーナ

父譲りの瞬発力を見せたコマノレジーナ(桃帽)が大外枠から快勝(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

12/18(日) 中山6R 2歳新馬 芝1600m外
コマノレジーナ 牝 馬体重:414kg
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:江田照 厩舎:(美) 菊川
生産:西川富岡牧場
馬主:長谷川芳信
父:ドリームジャーニー
母:コマノラミア(スペシャルウィーク)

中山のマイル戦では不利な大外枠からのスタートで、終始外を回る厳しい競馬。レースの展開としても前2頭が2〜3着に粘るスローな流れだったが、レース全体の上がり3Fを1秒も上回る末脚で豪快に突き抜けた。時計は平凡だが、それ以上に評価できる強い勝ちっぷり。クラスが上がってもこの決め手は脅威だ。

馬体診断
小柄ではあるが馬体を大きく見せ、胸前やトモの筋肉量は牝馬としては立派過ぎるほど。その分、前後はやや詰まり気味ではあるが、同じくらいの馬体重だった父ドリームジャーニーとよく似ている。体型からはマイルがベターだが、競馬に行っての折り合い面も問題なく、距離の融通は利くタイプ。父同様、一瞬のキレ味で勝負するタイプ故に、直線の短いコースなどの方が良い。

血統診断
母、祖母ともに未勝利だが、3代母のリンデンリリーはエリザベス女王杯を勝っている。そのリンデンリリーからはヤマカツリリー(秋華賞3着)が出ており、その息子には平地でOPまで出世し、障害入り後は新潟ジャンプS2着があるヤマカツハクリュウ。本馬のはとこに当たるコマノインパルスが2週前の葉牡丹賞で2着と、地味に活気が出てきた血脈で、サンデーサイレンス3×3の濃いインブリードが瞬発力の源とも言えそうだ。

馬券の狙い目→距離は基本的に不問、直線の短いコース向き。同じ中山ならアネモネS(1600m)やフラワーC(1800m)、牝馬限定の芝1800m(500万)戦もある。

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著者プロフィール

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