【DDTフェス】DISH//危機一髪 男色ファイトに会場悲鳴 音楽ライブとプロレスの融合にファン熱狂

高木裕美

【写真:前島康人】

 スターダストプロモーション所属の男性4人組ダンスロックバンド・DISH//が、「試練の男色詣」として、高尾蒼馬&彰人組のセコンドに就き、男色ディーノ&渡瀬瑞基組と対戦。3年連続で元日に日本武道館単独LIVEを行う超人気アイドルたちの貞操の危機に、会場とニコ生住民からは黄色い悲鳴が飛び交った。

DISH//は恐怖心を捨てて堂々のライブ 【写真:前島康人】

 DISH//は8.28両国国技館大会に登場した際、ディーノに唇を奪われ、ZERO1道場を借りてのプロレス特訓中も襲撃を受けるなど、男色の洗礼を味わわされた。だが、この日は恐怖心を捨てて堂々のライブを行うと、高尾組のセコンドへ。

8.28両国大会でディーノに唇を奪われたDISH//は戦々恐々 【写真:前島康人】

 ディーノは開始早々、高尾を無視してDISH//に襲い掛かるも、逃げられると、高尾のタイツに手を突っ込み、股間に顔をうずめ、男色ナイトメア。彰人にもリップロック。間近で見るDISH//の顔がゆがんでいく。

男色殺法を間近で見るDISH//の顔がゆがんでいく 【写真:前島康人】

 そしてついに、ディーノがTバック姿でコーナーに座り、地獄門が開くと、DISH//の龍二がいけにえとなるも、龍二は必死に手でブロック。逆に同士打ちとなった渡瀬が、彰人の雪崩式ブレーンバスター、合体ニーから高尾のジントニックで力尽きた。

Tバック姿でコーナーに座り、ついに地獄門が開くがDISH//龍二は必死にブロック 【写真:前島康人】

 オスカープロモーション&吉本興業コンビを撃破したDISH//が、試合後、ついに反撃。ディーノに対し、合体ドロップキックから、特訓で開発したDスラッシュを炸裂して撃退すると、場内は大歓声に包まれた。
 勝利に沸くDISH//軍だが、ここでディーノが予告していた「裏切り者」による“時限爆弾”が発動。誰が裏切り者だったのか疑心暗鬼に包まれる中、昌暉が「実は匠海君のことを好きだった」と追いかけ回し、禁断の世界に目覚めたため、メンバーたちが逃げ惑った。

モノマネの大御所・清水アキラは惜しげもなく豪華レパートリーを披露 【写真:前島康人】

 ロックンロールデスマッチでは、モノマネの大御所・清水アキラが豪華レパートリーでエンターテインメントの真髄を見せつけた。
 まずは研ナオコで登場すると、持病の恋わずらいで欠場したアントーニオ本多の代理出場となったA.YAZAWAの前に矢沢永吉で現れ、エセ「ご本人登場」で心理的揺さぶりをかける。
 さらに五木ひろし、村田英雄、アホの坂田による『UFO』では、本多のセコンドのベッド・インまで思わず一緒にダンス。清水のアシストで勢いづくトランザム★ヒロシだが、ベッド・インの生着替えに思わず目線がクギづけに。

谷村新司に扮して『昴』を歌い出すと会場とリングは一つに 【写真:前島康人】

 そこで清水は北島三郎の『与作』を熱唱。だが、ベッド・インが乱入し、「トントントン」のリズムに合わせて放屁したため、たまらずヒロシ、YAZAWAの双方がダウン。松井レフェリーがあまりの臭さに激怒。
 ダウンカウントが進む中、清水が谷村新司に扮して『昴』を歌い出すと、蘇ったヒロシ、YAZAWAも鼻にテープをつけて起き上がり、一緒に熱唱。だが、直後に、ヒロシと清水がまさかの合体ブレーンバスターを繰り出し、勝利をモノにした。

エンターテインメントの真髄を見せつけた清水アキラのパフォーマンスに感動の嵐 【写真:前島康人】

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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