【新日本プロレス】1.4ドームでオカダvsオメガのIWGP戦決定 オカダが丸藤撃破 オメガは後藤を返り討ち

高木裕美

オメガは11年ぶり外国人としてドームのメインへ

後藤を返り討ちにしたオメガは11年ぶり外国人としてドームのメインへ 【横田修平】

 セミファイナルでは、今年の「G1クライマックス」で、史上初の外国人覇者となったケニー・オメガが、後藤洋央紀を返り討ちにし、東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証を死守。オメガが2006年のブロック・レスナー(vs.中邑真輔戦)以来、実に11年ぶりに、外国人レスラーとして1.4東京ドーム大会のメインに立つことになった。

IWGP挑戦権利証をかけ後藤と再戦

【横田修平】

 オメガと後藤は今年の8.14両国で行われたG1決勝戦で対戦し、オメガが優勝。9.22広島ではYOSHI−HASHIを破り権利証を死守するが、そこで後藤がリマッチを要求し、2カ月ぶりに因縁の地で再度戦うことになった。
 後藤はゴングを待たずに先制攻撃を放つと、権利証が入ったボロボロのアタッシュケースで殴りかかる。オメガはセコンドのヤングバックスのアシストを得て、開始5分、場外でダウンした後藤にテーブルを載せてのダイビングフットスタンプ。さらに、ノータッチトペからテーブルクラッシュを狙うが、セコンドのYOSHI−HASHIが後藤を救出。後藤が逆にオメガをテーブルに叩き落とし、オメガは背中から激しく出血する。

オメガは場外でダウンした後藤にテーブルを載せてのダイビングフットスタンプ 【横田修平】

後藤は村正、裏牛殺し、昇天などの大技を繰り出すも及ばず 【横田修平】

 後藤は村正、裏牛殺し、昇天などの大技を繰り出すも、GTRはオメガがヒザ蹴りで阻止。さらに相手のお株を奪う牛殺しからVトリガー、片翼の天使とたたみかけ、拳を突き上げて3カウントを聞いた。

必死に阻止しようとする後藤を振り切って片翼の天使で3カウント奪取 【横田修平】

 権利証を守り抜いたオメガは、コスチューム姿のまま、メインのIWGP戦を観戦。防衛に成功したオカダのマネージャーの外道にリング上に呼び出されると、「お前は新日本のシンボルだ。だから、オレはおまえのすべてを奪ってやる」と、ベルトも、エースの座も、ファンからの支持も、すべて強奪すると宣言。新日本の歴史を次々と塗り替えてきた男が、ついにIWGPへ王手をかけた。

【横田修平】

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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