手乗りファミコンよりも手乗り番長だ! カネシゲタカシの『ぷぷぷぷプロ野球』

カネシゲタカシ

【イラスト:カネシゲタカシ】

 11月に発売される“手乗りファミコン”が話題です。

 1983年に発売された家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」をギュッと手乗りサイズに縮小したその商品の名は「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」。

 本体にあらかじめ往年の人気ソフト30本が収録されているとあって、ファミコン世代を中心に話題が沸騰。僕が「欲しい!」と思った頃にはすでに予約完売という盛況ぶりでした。

 ここから商売のヒントを得るとすれば、すでに世にあるものでも「手乗りサイズ」にすれば人々の購買意欲を大いに刺激できるということ。

 野球関連で言うと、例えばエポック社の野球盤をガチャガチャにした商品などは「実際に動く」ということもあって人気シリーズとなっています。これもいわば、既存の商品の手乗り化。

 こうなったら僕も「手乗り○○」で一儲け企みたい。手乗り、手乗り……、手乗りインコ、手乗り文鳥、手乗り番長……。あっ、手乗り番長!

「手乗り番長」のご提案

「手乗りファミコン」のノウハウを結集したロボット「手乗り番長」です 【イラスト:カネシゲタカシ】

 横浜一筋25年。今年惜しまれつつ引退した「ハマの番長」が「手乗り番長」として再デビュー。DeNAが資本・業務提携する任天堂の全面協力を得て商品化が実現しました。

 以下は「手乗り番長」の取扱説明書となります。ヨ・ロ・シ・ク!!

ポマードを与えましょう

「手乗り番長」も「ハマの番長」と同じくビーフやポマードが欠かせません。定期的に与えてあげましょう。

ポマードべっちょり、男のたしなみです 【イラスト:カネシゲタカシ】

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著者プロフィール

1975年生まれの漫画家・コラムニスト。大阪府出身。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にてデビュー。現在は『週刊アサヒ芸能』(徳間書店)等に連載を持つほか、テレビ・ラジオ・トークイベントに出演するなど活動範囲を拡大中。元よしもと芸人。著書・共著は『みんなの あるあるプロ野球』(講談社)、『野球大喜利 ザ・グレート』(徳間書店)、『ベイスたん』(KADOKAWA)など。

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