【ノア】GHC王者・杉浦がマサ北宮を破りV2 次は中嶋か!? 矢野・丸藤がタッグV4 小峠はジュニア2冠に

高木裕美

ヤノマルフジに前王者KESが挑戦表明

ヨネ&ストーム組を退けGHCタッグ4度目の防衛に成功した“ヤノマルフジ” 【横田修平】

 GHCタッグ王者組の“ヤノマルフジ”こと丸藤正道&矢野通組は、モハメド ヨネ&クワイエット・ストーム組を退け4度目の防衛に成功。だが、試合後は前王者組であるKESことランス・アーチャー&デイビー・ボーイ・スミスJr.組が挑戦表明した。

 矢野は開始早々「ブレイク!」を連呼し、すでに及び腰。それでも場外戦のスキにコーナーマットをはずして自分のペースに持ち込もうとするが、ムキ出しの金具に丸藤がまさかの誤爆。なかなか連係がうまく行かない。

及び腰の矢野が「盛土」で丸め込み

【横田修平】

 15分過ぎには、丸藤が狙った不知火をストームに阻止され、ヨネのキン肉バスターのエジキに。取り残された矢野は、2人まとめて急所攻撃を加えると、ストームの50cm腕ラリアットを食らった直後に「盛土」(横入り式回転エビ固め)でクルリと丸め込み、辛くも3カウントを奪った。

矢野は電光石火の「盛土」で丸め込み 【横田修平】

 またしても薄氷ながらV4を達成したヤノマルフジだが、バックステージでのコメント中、KESが突如現れて挑戦表明。この日の第2試合で潮崎豪&マイバッハ谷口組に勝利したことで、自分たちこそがGHCタッグ王座を巻くにふさわしいと猛アピールした。
 だが、丸藤は「何度もやんないよ、あんな奴らと。何言ってんだか、話通じてないし」と、英語を分からないことを理由に速攻拒否。「グローバル・タッグリーグ戦」公式戦&決勝戦でもタイトル戦でも苦しめられた相手との再戦を拒絶した。

小峠が金丸を倒しGHCジュニアを奪回

金丸を倒しGHCジュニアタッグ王座と合わせてジュニア2冠王に君臨した小峠 【横田修平】

 GHCジュニアヘビー級選手権試合では、小峠篤司が王者・金丸義信を倒し、GHCジュニアタッグ王座と合わせて2冠王に君臨。これまで石森太二、大原はじめ、熊野準、拳王を倒し、4度の防衛に成功していた最強王者から、至宝を取り戻した。

開始早々、場外の床の上でDDTを繰り出す金丸 【横田修平】

 金丸は開始早々、場外での鉄柵攻撃、床の上でのDDTを繰り出すと、レフェリーを盾にして攻撃を阻止し、急所蹴り、スイングDDT、ディープインパクト。小峠はこれをしのぐと、トラースキック、キルスイッチからランニングキック3連発。さらに2発目のキルスイッチで3カウントをもぎ取った。

小峠「オレはチャレンジャーを拒否しない」

2発目のキルスイッチで金丸から3カウント奪取 【横田修平】

 リング上から「オレがGHCジュニア2冠チャンピオンの小峠だ。まだまだ、オレはとことん上げていく。10.8後楽園での邪道、外道とのタッグタイトル戦もやったるで!」と叫んだ小峠は、原田大輔と共に保持するGHCジュニアタッグ王座防衛戦にも自信。「オレはチャレンジャーを拒否しない。誰の挑戦でも受ける。リマッチでも何でもやってやるぜ」と、金丸との再戦を含め、どんな相手とも戦うと宣言した。

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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