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カープ優勝へ広島の街は待ち切れない!
「歴史的瞬間」はもう間もなく

チケット完売、ホテルは満室

8月24日に「20」が点灯したマジックは9月4日には「4」にまで減った
8月24日に「20」が点灯したマジックは9月4日には「4」にまで減った【写真は共同】

 25年ぶりの歓喜へ、広島はお祭り騒ぎだ。8月24日に優勝へのマジック20が点灯して以来、順調すぎるほどのペースでその数を減らし、歓喜の時は目前に迫っている。


 オリンピックイヤーの今夏、広島市民の関心はメダルよりもカープだった。オリンピックは4年に1度だが、カープの優勝はなにしろ25年、四半世紀の時を経てのことだから、それも無理はない。


 その熱狂ぶりが最も顕著に表れているのが、マツダスタジアム開催ゲームのチケットの売れ行きだ。今年は6月24日の阪神戦で、早くも主催試合観客動員数が100万人を突破。これは昨年の35試合での到達に並ぶ史上最速タイの記録だった。カープ主催試合では、1試合の観客数が2万8000人を超えると大入り袋が報道陣に配られるが、今年はそれが出ない試合の方が珍しいぐらいだ。


 首位を快走する中、その売れ行きも加速度を増した。25年ぶりの優勝の瞬間を目の当たりにするために、9月のマツダスタジアムでの試合チケットは8月の時点で売り切れ。マツダスタジアムは新幹線の広島駅から近いこともあって県外からのファンも多く駆け付けるが、遠方からの観戦者が宿泊する市内のホテルも、試合が開催される日は、ほぼ満室の状態。広島では爆買いの外国人観光客ではなく、プロ野球観戦者による宿不足が起こっている。ここまでのペースだと、かなりのゲームが消化試合となる可能性が高いが、優勝決定後でもスタジアムは真っ赤に染まるのか。そんなことまでが心配になってしまうぐらいだ。

早くも優勝セールへ向けた準備開始!?

 8月30日には、クライマックスシリーズ(CS)が始まって以来、史上最速でのCS進出が決定した。そのことに対しての感想を求められた緒方孝市監督は、「どこを見て戦っていると思っているんだ」と報道陣を一喝したが、それでも翌日には広島市内の百貨店で「カープCS進出記念セール」が大体的にスタートするなど、周囲のカープ狂想曲は止まらない。


 優勝セールと言えば、地元紙に「優勝セールのやり方がわからない」という趣旨の記事が掲載され、ネット上などで話題になった。記事によれば、百貨店などで1991年の優勝を経験した社員やスタッフが少なくなり、詳しいノウハウを失ってしまった、ということだ。


 地元の飲食店も、優勝決定日には祝い酒を振る舞うなど、様々なサービスを行う店舗が現れることは確実だ。広島の焼き鳥屋チェーン店「カープ鳥」では、カープが優勝した翌日に県内にある14店舗全店で、すべてのメニューを無料にすることを発表している。「カープ鳥」は、70年代の後半から80年代のカープ黄金時代に、内野手として活躍した木下富雄氏が店主を務める店舗があるなど、カープファンが集う店として知られている。25年ぶりの優勝に大盤振る舞いだ。

ベースボール・タイムズ
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