命運を分けた伊藤美誠の逆転負け 卓球日本女子、ドイツの粘りに屈す
中1日でどこまで気持ちを立て直せるか
3位決定戦は中1日で行われる。彼女たちはどこまで気持ちを立て直せるか 【写真:田村翔/アフロスポーツ】
日本はこの1日でどこまで気持ちを立て直せるかが、3位決定戦の鍵となりそうだ。4時間にも及ぶ激戦で敗れたダメージは非常に大きい。その傷をどこまで癒せるか次第で、結果も変わってくるだろう。
石川は強い決意を示す。
「団体でメダルを持って帰るというのが私たちの目標でもあります。でも結果だけにこだわらず、自分たちのプレーをしていけば必ず結果はついてくると思うので、3人らしく思い切りやることが大事だと思います」
伊藤はこの日の悔しさをぶつけるつもりだ。
「私は今日、1番手と3番手で落としてしまいました。勝敗が最初で決まってしまったという気持ちもあるので、この悔しさを糧に銅メダル決定戦で頑張りたい思います」
福原はすでに次を見据えていた。
「1日あるのでしっかり気持ちを切り替えたいと思います。今日も良いところはたくさんあったと思うので、その良いところだけを残して、悔しさはとりあえず置いておいて、次に向かいたいと思っています」
準決勝で受けたダメージからいかにして立ち上がるか。3位決定戦はチームの、そして彼女たちの強さが問われる。
(取材・文:大橋護良/スポーツナビ)