- スポーツナビ
- 2016年7月14日(木) 20:45
闘志を表現した赤を縁取ったユニホーム

「第7回WBSC女子野球ワールドカップ」(9月3日〜韓国・釜山)で5連覇を狙う侍ジャパン女子代表が14日、都内で記者会見を行った。大倉孝一監督や主将を務める志村亜貴子ら選手4人が出席し、大会への意気込みを語った。
大倉監督は「ただ打てるだけのチームではなくて、どこからでも仕掛けられるチーム。チーム全員が同じ方向を向き、日本女子の持っている極めの細かさや考える力を元に、相手に立ち向かえる野球を念頭にチーム作りをしてきた」とチームのまとまりを強調した。
女子日本代表の新ユニホームもお披露目された。女子らしくワンポイントを施したいということで、胸の「JAPAN」の文字の周りを、日の丸の色で、「熱く燃える気持ち」「ファイティングスピリット」を表現したという赤色で縁取られている。大倉監督は「燃える気持ちを表現ということで、ピッタリの格好いいユニホームにしてもらえた」と満足げだった。
大会は12チームが参加し、予選3グループに分かれる。日本はカナダ、オランダ、インドと同組のBグループに入った。なお、Aグループは韓国、ベネズエラ、キューバ、パキスタン、Cグループはアメリカ、オーストラリア、チャイニーズ・タイペイ、香港となっている。
主将を託された6回目出場の志村

大倉監督から「プレーだけではなくてチームをまとめていってくれることに大きな期待をしている」と主将としての役割を託された6回目の出場となるチーム最年長34歳・志村亜貴子。経験豊富なベテランらしく、「5連覇はもちろん女子野球の発展のために全力を尽くしたい」と力強く意気込んだ。
川端「持ち味はバッティング」

休みの日はアロママッサージなどで気分転換をしているという、東京ヤクルト・川端慎吾の妹で、3回目の出場となる川端友紀は「私の持ち味はバッティングなので、チャンスに回ってきたらしっかりと期待に応えたい」と抱負。好きなプロ野球選手には兄の名前を挙げて、「昔から野球のことで相談している。今も参考にしている」と少し照れながら答えた。
六角「責任と自覚を持つ」

4回目の出場となる六角彩子は「強豪国と言われるチームが強くなってきていてすごく厳しい戦いになる」と厳しい表情。そして、「日本中の女子野球の思いをしっかりと胸にしまって、責任と自覚を持って、5連覇を何としてでも達成したい」と気を引き締めた。
清水「楽しそうに投げる姿を見て」

チーム最年少で今大会で唯一の女子高生となった18歳の清水美佑。初の日本代表となり、「人生で一番うれしい瞬間」と喜びながら、「持ち味は伸びのあるストレートと大舞台を楽しめるところ。ぜひ楽しそうに投げている姿を見てほしい」と若さあふれるコメントを残した。