2歳馬チェック、新シーズン開幕! 新馬一番星レッドラシーマの★評価は…

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック

 ダービーが終わり、新たなシーズンの幕明け。昨年のロードクエストほどのインパクトある勝ち馬こそいなかったが、6月早期デビュー組の全体レベルは年々上昇。その中でもレッドラシーマは豊かな可能性を感じさせる素質馬だ。

新馬一番星 血統背景豊かなレッドラシーマ

今年の2歳新馬勝ち第1号はクロフネ産駒のレッドラシーマ(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

6/4(土) 阪神5R 2歳新馬 芝1600m外
レッドラシーマ 牡 馬体重:476kg
★★★★★ 5点〔1600万クラス〕
騎手:福永 厩舎:(栗) 平田
馬主:東京ホースレーシング
生産:ノーザンファーム
父クロフネ
母アドマイヤリッチ(サンデーサイレンス)

スタートは何ら問題なく、中団につけて様子をうかがう競馬。3角辺りから抑え切れない、といった感じで先頭に並びかけていく。なかなか粘る2着馬を交わせなかったが、坂上でスッと抜け出した。ラスト3Fは11秒3−10秒8−11秒8。スローではあるが、この時期で1F11秒台を切れるラップを踏めたのは高評価。見た目以上に速い脚が使えるタイプ。

■馬体診断
骨格がしっかりとしていてバランスの良さが目立つ。筋肉量はまだ物足りないが、それは成長を待ちたいところ。繋はやや太い造りだが、柔軟性があって意外と瞬発力もありそう。現時点では1800m〜2000mくらいまでこなせそうだが、体型的には筋肉量が増えればマイル前後が守備範囲となりそう。

■血統診断
母アドマイヤリッチは芝・ダートを問わず中央で6勝をマーク。本馬の兄姉にはレッドオリヴィア、レッドソロモンと、上級条件でも活躍している馬がおり、素質は高い。3代母のKey Flyerはダンシングキイ(ダンスパートナー、ダンスインザダーク、ダンスインザムードの母)の全妹で、産駒にはスプリングマンボ(スズカマンボの母)など。芝中長距離で活躍した豊かな血統背景を持つが、近親にはグリッターウイング(レパードS2着)やトーセンアレス(浦和記念3着)など、ダートでも活躍馬が出ている。

馬券の狙い目→2000mまではこなせるタイプ。ダート適性を秘め、選択肢は幅広い。

1/2ページ

著者プロフィール

競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント