南部監督「オポジットは日本の課題」 バレー五輪最終予選 フランス戦後の談話
清水邦広(パナソニック)
清水(1番)は「この大会だけ力を発揮できなかったのが悔しい」と胸の内を語った 【坂本清】
今日は日本らしいバレーができたと思います。サーブで攻めてディフェンスを絞って攻撃につなげる。これを毎回強い相手にやれていればもっと違う結果になったと思います。
終わってみて、一番に思うのは五輪に行けなかった不甲斐なさで、自分がもっともっと頑張っていれば結果も違ったと思います。応援して下さる方も裏切ったし、チームのみんなにも迷惑をかけてしまって本当に申し訳なかったです。
(ワールドリーグに向けて)自分たちのバレーをもう1回自信を持ってできるようにやっていきたいです。強いチームと当たる中で結果を残すこと、日本のバレー、日本がどう戦えば世界に勝てるか見いだせる大会だと思います。戦略、技術を磨いて自信をつけながらやっていきたいです。日本での試合は応援して下さるみなさんのためにも1点1点気持ちを込めて最後まで諦めない心を持ってしっかり戦いたいです。
(4年間を振り返って)こうしておけばよかった、と思うことはありません。3年、4年前に比べて強くなってきたのに、この大会だけ力を発揮できなかったのが悔いが残るし、残念な結果です。「たら」「れば」になりますが、今日のような試合ができていれば五輪の切符も獲れていたと思うし、やってきたことは間違っていなかったと思います。
(東京五輪に向けて)まだワールドリーグがあるので、まずは次のステップに向けて、その先よりもまず次に何をしなければいけないか、終わってから考えます。日本チーム全体としては、日本人だけで練習や試合をするのではなく、海外のチームともっと試合をしたり、海外でプレーしたり、いろんな経験やルートを増やしていけば、もっと強くなると思うので、そのための機会を増やせるようにできればいいと思います。
柳田将洋(サントリー)
東京五輪に向け、「海外での経験は重要な要素」と語った柳田(8番) 【坂本清】
今日の試合はサーブで相手のディフェンスを崩すことができたと思います。そこからチャンスにすることができてブレイク本数も今までより多かったのが突破口にもなり、相手をかき混ぜることができたのが勝因だと思います。
初めて五輪最終予選を体験し、サーブを含めて思うように力が出ない期間があったので悔しかったです。伸び伸びできていないわけではなくて結果的にサーブが入らなかったり、結果が現れなかった。少しの調整やコントロール、意識や感覚で少しのズレがあったのがこの大会期間内にうまくいかなかったところだと思います。試合を重ねる中で調子や感覚も上がってきたので、最終的にはいい形、コンディションで終わることができました。それを最初から発揮しなければならないのは当たり前なので、1戦目から出すこと。それはこれからの展望に向けて大きく残る課題だと思っています。
ただ『悔しかった』で終わらせるのではなく、まだ代表期間も続きますし、来年、再来年と代表でプレーできるようにこの経験をつなげられるように精進したいです。
ワールドリーグは海外チームとの貴重な対戦機会だと思っているので、1戦1戦大切にゲームをしたいと思っていますし、その中で僕ららしさを形にして代表のチーム作りに生かせればいいと思うし、僕もチームの一員として力を発揮できるように準備したいです。
(東京五輪に向けて経験値をどう高めたいか?)海外での経験は重要な要素だと思っています。去年、海外遠征の経験を通してワールドカップや五輪最終予選の舞台に立たせてもらうことで対海外の壁が壊せてきたと思います。経験すれば自信もついてくると思うので、僕自身も海外チームと対戦することや、プレーすることに対しても興味は強いですし、それは日本の男子バレーの選手層の厚みを出すにも不可欠な要素だと思っています。
関田誠大(パナソニック)
関田(左上)は「クイックをたくさん使うことができた」と試合を振り返った 【坂本清】
(今日を振り返って)自分たちのバレー、雰囲気がよくセッターとしてクイックもたくさん使うことができてよかったと思います。
今回が初めての五輪最終予選でしたが、大きなプレッシャーがかかる中、いつも通りのバレーができず悔しい思いをしました。これを今後につなげられるようにしっかり練習したいです。