9選手が番号を希望したそれぞれの理由 藤枝の背番号にまつわるストーリー

前島芳雄
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背番号を選ぶときの3つのタイプ

藤枝では選手に希望する番号を提出してもらい、大石篤人監督(写真)が決めているという 【(C)J.LEAGUE PHOTOS】

 藤枝MYFCは2009年に創立した若いクラブであるため、チームの伝統として語れる背番号はまだない。ただ、創設時から選手兼監督としてチームの基礎を作った元日本代表の齊藤俊秀(現清水エスパルス・アンバサダー)が背負っていた2番は、彼の引退とともに永久欠番とされている。この2番が、もしも本人の了承を得て復活すれば、ひとつの伝説的な番号になっていくかもしれない。

 今季は選手が半分以上入れ替わったため、昨シーズンから在籍した選手で背番号が変わっていないのは5人だけ。そこで、クラブとして背番号をどう決めているのか聞いてみると、「選手にいくつか希望の番号を出してもらって、あとは僕が決めます。希望がかぶった場合は、経歴、年齢を考えながら僕の一存で(笑)」(大石篤人監督)とのこと。

 そこで主力を中心とする9人の選手に、その番号を希望した理由を聞いてみると、主に3つのタイプに分かれた。「初心忘れず派」「新たなチャレンジ派」「数字こだわり派」の3系統だ。
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著者プロフィール

1964年、静岡県生まれ。スポーツ専門誌の編集者を経て、95年からフリーのスポーツライターに。サッカー、テニス、スキー、スノーボードなどさまざまなスポーツを取材して、技術解説の畑でも豊富な経験を持ち、選手の特徴やチーム戦術をわかりやすく分析・解説することも得意分野のひとつ。現在は地元の藤枝市に拠点を置き、清水エスパルス、ジュビロ磐田、藤枝MYFCなど静岡県内のサッカーチームを中心に取材活動を展開。Jリーグ公認ファンサイト「J's GOAL」やさまざまなサッカー専門誌に、硬軟織り交ぜた文章を寄稿している。

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