“10番のジンクス”を葬った瀬沼優司 愛媛の背番号にまつわるストーリー

松本隆志
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縁起のいい背番号とは言えない「10」

初めて10番を背負った昨シーズン、瀬沼優司は“フォア・ザ・チーム”の精神でチームをけん引した 【(C)J.LEAGUE PHOTOS】

 サッカーにおいて「10」という背番号が特別な番号であることはいうまでもない。チーム内における中心選手であり、頼りになるエース的な存在を意味するその番号を背負うことは、サッカー選手にとって大きな“誉れ”である。

 しかし、こと愛媛FCにとって、このエースナンバーは決して縁起のいい背番号とは言えなかった。というのも、2006年に愛媛がJ2に昇格して以来、幾多の選手がこの“誉れ”とされる番号を背負ってきたが、いずれもその番号に見合う活躍をしたとは言い切れなかったからだ。
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著者プロフィール

愛媛県出身。地元出版社に勤続ののち、2007年にフリーエディターへ転身する。09年よりサッカーライター業も並行し、愛媛FCを中心に取材活動を開始。『EL GOLAZO』、『サッカーダイジェスト』、『J’s GOAL』など国内の主要サッカーメディアに寄稿する。地元・愛媛のスポーツマガジン「E-dge(エッジ)」では愛媛FCのほか、Bリーグ・愛媛オレンジバイキングスの記事も担当する。

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