写真で振り返る大相撲この10年 2011年〜2016年
2012年11月場所
23度目の優勝を果たした白鵬。鶴竜を下し懸賞金を受け取る 【写真は共同】
朝青龍が場所後に引退した2010年初場所以来16場所ぶりに横綱が東西に並んで注目を集めた。新横綱・日馬富士は2日前に隠岐の海に敗れて連勝は32でストップ。その後も黒星が多く、横綱としての初場所は9勝6敗に終わった。優勝は14勝1敗で白鵬が4場所ぶり23回目の優勝。
2012年9月場所
伊勢ケ浜親方(右)から不知火型の土俵入りの指導を受ける新横綱・日馬富士 【写真は共同】
日馬富士の横綱昇進がかかった場所。初日から勝ち星を伸ばした日馬富士は千秋楽で14勝1敗の横綱・白鵬を下して、2場所連続全勝優勝を飾った。日馬富士は場所後、第70代横綱に昇進した。
2012年7月場所
日馬富士が寄り切りで白鵬を破る 【写真は共同】
14勝の横綱・白鵬と大関・日馬富士が千秋楽で全勝対決。日馬富士が寄り切りで勝利し、15戦全勝で6場所ぶり3回目の優勝を飾った。
2012年5月場所
初優勝を果たし、パレードでファンの声援に応える旭天鵬(右)と横綱白鵬 【写真は共同】
横綱・白鵬が初日から小結・安美錦に敗れるなど波乱の本場所は、旭天鵬と栃煌山がともに12勝3敗で優勝決定戦に進出。平幕同士の優勝決定戦は旭天鵬がはたき込みで破り、自身初となる幕内最高優勝となった。なお、旭天鵬の37歳8カ月での初優勝は昭和以降で最高齢となった。
2012年3月場所
大関昇進の伝達を受ける鶴竜 【写真は共同】
白鵬に勝利するなど13勝1敗の関脇・鶴竜は千秋楽で勝てば優勝だったが、豪栄道に敗れた。一方、白鵬は大関・把瑠都を破って2敗をキープし、鶴竜との優勝決定戦へ。優勝決定戦では、白鵬が鶴竜を上手投げで下して21回目の優勝を決めた。鶴竜は場所後、大関昇進を果たした。
2012年1月場所
大相撲初場所で初優勝し、賜杯を受け取る把瑠都 【写真は共同】
初日から連勝を伸ばしたエストニア出身の大関・把瑠都。13日目に白鵬が琴欧洲に寄り切られて3敗目を喫した時点で、13戦全勝の把瑠都の幕内初優勝が決まった。
2011年11月場所
白鵬(右)に敗れ、3敗目を喫した稀勢の里 【写真は共同】
初日から連勝を続けた白鵬が13日目に新大関・琴奨菊を下手投げで破って21回目の優勝を決めた。千秋楽で大関・把瑠都に敗れて全勝優勝はならなかった。
2011年9月場所
琴奨菊が寄り切りで白鵬を破る 【写真は共同】
14日を終わった時点で、白鵬が2敗、関脇・琴奨菊が2敗、関脇・稀勢の里が3敗と三つ巴による優勝決定戦の可能性があった。しかし、千秋楽で稀勢の里は3敗を守ったが、琴奨菊が大関・把瑠都に敗れて、白鵬が大関・日馬富士を下したため、白鵬が2場所ぶり20回目の優勝を決めた。場所後、琴奨菊は大関に昇進した。
2011年7月場所
白鵬を寄り切りで破り、2度目の優勝を決めた日馬富士 【写真は共同】
新記録となる8場所連続優勝を狙った白鵬だが、11日目に関脇・琴奨菊に寄り切りで敗れると、14日目にも全勝の日馬富士に1分を超える熱戦の末に寄り切られた。日馬富士はこの勝利で千秋楽を前に2009年5月場所以来2回目の優勝を決めた。
2011年5月・技量審査場所
大相撲技量審査場所千秋楽で、あいさつをする日本相撲協会の放駒理事長(中央)ら 【写真は共同】
※力士の個人記録は本場所と同じ公式記録扱い
八百長事件の余波から、5月場所とはせず、力士の番付編成のための技量審査場所として実施。白鵬が13勝2敗で歴代最多タイとなる7場所連続優勝を達成した。
2011年3月場所
意見交換会を終え、報道陣の質問に答える日本相撲協会の放駒理事長(右)と出羽海全国維持員会長 【写真は共同】
2月ごろに発覚した八百長事件などを受けて、実施が困難であると本場所が中止となった。不祥事での中止は戦後初。
2011年1月場所
6場所連続優勝を果たし、枝野官房長官から内閣総理大臣杯を受け取る横綱・白鵬 【写真は共同】
先場所からの連勝を23に伸ばした白鵬だが、11日目に関脇・稀勢の里に敗れて連勝ストップ。しかし、12日目以降も3連勝。14日目に把瑠都を下して18回目の優勝を決めた。