「二日押し練習」で劇的スタミナアップ! 青山剛のランニングナビ

青山剛

【Getty Images】

 箱根駅伝をはじめとする、年末年始の駅伝中継をご覧になった方も多いと思います。あのような「エリート選手」のトレーニング方法でも、一般ランナーの参考になることがたくさんありますので、今回はそのひとつを紹介します。

まずは効果的な「ポイント練習」を取り入れる

 陸上競技の長距離種目のトレーニングでは、強度の高い大事な練習を「ポイント練習」と言い、1週間に2〜3回ほど行います。

 それは、主にインターバルトレーニングやタイムトライアルのような、スピードレベルが高いトレーニングだったり、またマラソンを目指している場合では、30〜40キロ走などのスタミナレベルが高いトレーニングだったりと、いわゆる「くたくたに追い込む」内容です。

 その間のトレーニングは、ジョギングなどの低強度な内容で、疲労を取りながら体調を整えていく感じです。

 一般ランナーの場合、日々のトレーニングが、主の目的がごちゃ混ぜ気味の「ただのランニング」になっている方が多いようですが、このような脈絡のない流れだと、体に刺激が入りづらく、また負荷に慣れてしまい、なかなか思い通りに走力が伸びていきません。

 まずはポイント練習を、サブ4レベルくらいまでを目指す方でも週に1回、それ以上を目指す方は週に1〜2回を目標に入れていくようしましょう。

※ポイント練習の内容などは、これまでの連載をご参考ください。

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著者プロフィール

元プロトライアスリート。大学時にプロ活動を開始し、1999年世界選手権日本代表に選出される。その後トライアスリート中西真知子選手のコーチとなり、指導者としての活動をスタート。同選手を2004年アテネ五輪出場に導く。現在は、ランニング、トライアスロン、クロストレーニングのコーチとして競技者から初心者、子供、タレントまで幅広く指導。著書に『ランニング・コアメソッド』『DVDパーフェクトストレッチ100』など多数。(社)日本トライアスロン連合強化チーム・指導者養成委員 元日本オリンピック委員会・強化コーチ

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