JリーグCSを制するのはどのチームか!? 出場3チームのシーズンデータ徹底比較

G大阪の鍵を握るのは宇佐美

【データおよび画像提供:データスタジアム】

 今シーズンのG大阪のスタッツはどれだけ多くの項目を見ても、リーグ1位や顕著なデータが見当たらなかった。このことは、下にあるチーム別スタッツをご覧いただいてもお分かりいただける。代わりに、宇佐美に関するデータは上の図の通り目を引く。特にドリブルからのシュート数は、2位カイオ(鹿島アントラーズ)の26本を大きく上回っており、ブラジル人プレーヤーよりもドリブルで得点を狙っている姿勢が現れた数字となった。また、リーグ7位となる12ゴールを挙げているパトリックへのアシストも3本で、コンビで奪った得点は8ゴールとリーグ1の攻撃力を誇っている。リーグ終盤で宇佐美がゴールから遠のくと、比例してチームの順位も下がった。G大阪の命運は、宇佐美が握っていると言っても決して過言ではないのだ。

チーム別スタッツ比較

【データおよび画像提供:データスタジアム】

 上の表からも3チームそれぞれが違った特徴を持っていることがお分かりいただけたと思う。

「Jリーグ最強クラブ決定戦」

 Jリーグがそう銘打つ戦いは28日に埼玉スタジアム2002で行われる浦和vs.G大阪から幕を開ける。一発勝負の準決勝を勝ち抜くのはどちらか。そしてホーム&アウェー方式の決勝で待ち受ける広島は、激戦を制し勢い良く勝ち上がってきたチームをどのように迎え撃つのか。どの試合も熱戦は必至である。このような極限の状態で信じるものは己自身。データだけでは語れないのがサッカーであり、データが特徴を裏付けているのもまたサッカーなのだ。栄冠に輝くのはどのチームか。その答えは、12月5日に明らかになる。

(デザイン:相河俊介)

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