菊花賞◎はステイ産駒の弟ジュン=「競馬巴投げ!第108回」1万円馬券勝負

乗峯栄一

“メジロ兄弟”のような菊花賞血統はもうない

[写真6]リアルスティールは実力、実績ともメンバー随一、なんとしても最後の一冠を勝ちたいところだろう 【写真:乗峯栄一】

 残念ながら、今年も兄弟菊花賞制覇を狙う馬はいない。デュレン・マックイーンの“メジロ兄弟”のような菊花賞血統はもうなくなってしまった。

 しかしとりあえず写真説明から。

[写真1]は神戸新聞杯を逃げ切って、がぜん人気が上がっているリアファル。

[写真2]は影のトライアル「九十九里特別」を勝って人気が上がっているスティーグリッツ。

[写真3]は500万、1000万連勝で急上昇中のワンダーアツレッタ。

[写真4]は栗東の関東出張馬房で撮ったブライトエンブレムと担当の本田助手。

[写真5]も同じく関東出張馬房で撮ったマッサビエルと担当の中尾助手。

[写真6]はダービーでも人気し、神戸新聞杯も2着好走のリアルスティール(ダービー週の写真)

[写真7]はセントライト勝ちでがぜん人気復活のキタサンブラック(これもダービー週の写真)

かなりの実力、関東馬ジュンツバサに◎

[写真7]セントライト記念で復活Vのキタサンブラックだが、ダービー惨敗の姿がちらつく 【写真:乗峯栄一】

 なかなか難解である。リアファルは人気を背負っても神戸新聞杯のように逃げられるか。リアルスティールには距離が長い気がするし、キタサンにはどうしてもダービー惨敗の姿がちらつく。

 まったく人気がなく、また写真もないが、関東馬ジュンツバサからいくことにする。セントライトは初の一線級との顔合わせで、道中も内に閉じ込められて苦しい展開だった。しかし経験の少ない馬にもかかわらず、馬群に動じる気配がない。直線に入ると各馬スパートをかけ、とても届かない雰囲気だったが、坂下から追うとラチ沿いの狭いところをグイグイ伸びて3着まで食い込み、出走権利をゲットした。これはかなりの実力だ。特に道中しずかにしていられるところが何より菊花賞向きだ。オルフェーヴル、ゴールドシップに続くステイゴールド産駒というのも、大いに期待させる。

 ただ、何だかとても人気が低いので、今回は三連複にさせてもらう。

 単(15)ジュンツバサ1600円。三連複(15)軸、ヒモに(17)リアファル、(7)スティー、(12)ワンダー、(11)リアル、(4)キタサン、(2)サトノ、(5)ベルーフ、(10)ブライトの8頭で計28点を300円ずつ8400円。計1万円。

 あとG1複勝コロガシ(15)に千円。

乗峯栄一の1万円馬券勝負&GI複勝コロガシ!

<今週の1万円勝負(菊花賞)>
単勝(15)ジュンツバサ×1,600円
三連複(15)ジュンツバサ軸→(17)(7)(12)(11)(4)(2)(5)(10)[28点]×300円=8,400円

<前回の結果(秋華賞)>
単勝(10)レッツゴードンキ×1,000円⇒ハズレ
三連単(10)レッツゴードンキ1着軸固定→(18)(11)(12)(7)(8)(5)[30点]×300円=9,000円⇒ハズレ

<前回までの収支>
−20,000円−10,000円=−30,000円

<今週のGI複勝コロガシ(菊花賞)>
複勝(15)ジュンツバサ×1000円

<前回までのGI複勝コロガシ(秋華賞)>
複勝(10)レッツゴードンキ×1,000円⇒ハズレ

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著者プロフィール

 1955年岡山県生まれ。文筆業。92年「奈良林さんのアドバイス」で「小説新潮」新人賞佳作受賞。98年「なにわ忠臣蔵伝説」で朝日新人文学賞受賞。92年より大阪スポニチで競馬コラム連載中で、そのせいで折あらば栗東トレセンに出向いている。著書に「なにわ忠臣蔵伝説」(朝日出版社)「いつかバラの花咲く馬券を」(アールズ出版)等。ブログ「乗峯栄一のトレセン・リポート」

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