食欲の秋、スイーツを賢く食べる方法 管理栄養士おすすめ!コンビニ飯の選び方

田中夕子

【写真:Getty Images】

 スポーツの秋、到来。暑すぎた夏の間は動く気がしなかったという人も、青空とカラリとした空気とともに、そろそろ本格的に活動を開始する季節。でもその反面、秋と言えば「食欲の秋」。何を食べてもおいしく幸せなこの時期に、スイーツの誘惑と戦う人も少なくないのではないでしょうか。
 
 管理栄養士の川端理香さんに聞く「管理栄養士おすすめ!コンビニ飯の選び方」。シリーズ15回目は「コンビニスイーツの意外な抜け穴&落とし穴」。和菓子から洋菓子、フルーツをたくさん使ったものなど、種類豊富なコンビニスイーツの同じ量でもこんなに違う、カロリーにまつわるからくりと、賢い選び方をご紹介します。

スイーツは悪? 発想を変えてみよう

 季節によってメニューも変わるコンビニスイーツ。お店によってもさまざまな種類や傾向があり実に多彩で、専門店顔負けの質の高さを誇るものも珍しくありません。ダイエット思考が強い人からすれば、スイーツ=高カロリーと考えがちで、糖分の取り過ぎも問題視されることが多いせいか、どうしても「スイーツは食べちゃダメ!」というイメージが先行しがちです。

 確かにスイーツ、特に洋菓子はバターやクリームなどの乳製品や砂糖や卵などが多く使われているため、カロリーは低くはありません。でも、甘味は脳のエネルギーになり、一口で幸せな要素をもたらしてくれるもの。食べ物で得られる幸福感はとても大きなものなのに、罪悪感ばかりが勝ってしまうのはとてももったいない。

 発想を変えれば、スイーツは糖分だけでなく卵や乳製品に含まれるタンパク質を摂取できる食べ物でもあります。どんな食品、食材でも過剰摂取はよくないですが、中には糖分を控えめに、卵、牛乳を多めに使ったスイーツもあります。カロリーばかりを気にしがちですが、成分を見ればそれほど罪悪感を持たずに食べられるコンビニスイーツも実は少なくありません。

1/2ページ

著者プロフィール

神奈川県生まれ。神奈川新聞運動部でのアルバイトを経て、『月刊トレーニングジャーナル』編集部勤務。2004年にフリーとなり、バレーボール、水泳、フェンシング、レスリングなど五輪競技を取材。共著に『海と、がれきと、ボールと、絆』(講談社)。『SAORI』(日本文化出版)、『夢を泳ぐ』(徳間書店)、『絆があれば何度でもやり直せる』(カンゼン)など、女子アスリートの著書や、前橋育英高校野球部・荒井直樹監督の『当たり前の積み重ねが本物になる』では構成を担当

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント