発見の多いブラインドサッカーの奥深さ 「松原渓のスポーツ百景」
【松原渓】
リオパラリンピック出場を目指して
ブラインドサッカーのルールや競技の見どころなどは、以前の記事を参照いただければと思う。
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生で見るとスピード感がすごい! 【松原渓】
FWでエースの黒田智成選手は、自身の得意なプレーについてこう話していた。
「拾って縦に突破して、相手と入れ替わるように中に入り、ゴールキーパーを(フェイントで)動かして逆のファーサイドにシュートを決めるイメージを常に意識してプレーしています」
調子が良い時には、「キーパーが動いた音や、息づかいで場所が分かることもある」そうだ。その話を聞いてから見ると、普段のイメージトレーニングがいかに重要かがよく分かる。また、試合中ピッチ上に飛び交う選手同士の“指示”に耳を澄ませると(試合中の声援や拍手はコーチングが聞こえなくなるためNG)、短い言葉だけれど分かりやすく無駄がない。ブラインドサッカーの試合を見るたびに新たな発見があり、その奥深さには驚かされる。