本田圭佑「満足してはいけない」 W杯予選 カンボジア戦後、選手コメント
岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)
再三ゴールに迫りながら、岡崎はこの日ゴールを挙げることができず 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
(シンガポール戦と比べて)前進したかどうかは分からないけれど、とりあえずは勝ったので、それが一番大きいと思います。個人的にはそうですけれど、チームとしてはまだまだこういう相手との戦い方には課題があると思います。良い時間帯が多かったので、決めるところは決めることが大きいと思います。ブロックをしっかりしていたし、よく相手が守ったというのはありますね。
(後半のポジションチェンジは)監督の指示です。(何を変えた?)たぶん、(香川)真司が良い形でボールを受けることができていなかったので、サイドで起点を作れということだと思います。逆に武藤(嘉紀)はフィジカルも勢いもあるし、(マインツ05で)プレーしているのも1トップだから、ボールを出せる選手が外側にいた方がもっとゲームが作れるのではないかという意思かなと思いました。
このレベルでは主導権を握るわけなので、その時の戦い方で自分が1トップに入ったら何をしなければいけないのかを考えると、そこのクオリティーは低かったかなと思います。
宇佐美貴史(ガンバ大阪)
宇佐美はゴールを決めるための「余裕なりアイデアが欠けている」と話す 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
決定機を作るところまでの質は上がっていますし、本当に最後のところの質を、質というかアイデアを。ちょっとした余裕なりアイデアというのが欠けているように思います。それができれば、嫌でも2列目でも点は取れると思います。(次戦に向けて)移動もありますし、コンディションを整えながらチームも勝って今回の合宿を終えたいなと思います。
(なかなか点が取れていない中で、どうしてもほしい気持ちが今はある?)もちろんそれはありますが、そういう時だからというわけではないです。それは常にある中で、それ以上のもっともっとゴール前の1対1なりシュートシーンでの質を上げていかないといけないと思います。1本決まればどんどん決まっていくのが前の選手の宿命というか、流れというか。そこを1個つかめればっていう感じの中でやっていきたいなと思います。
(あらためて国内組と海外組の差を感じた?)勝負強さはありますし、結果的には彼らがしっかり点を決めているので、僕らも奮起しなければいけないと思います。特に僕ら前の選手は負けてられないっていう気持ちを持たないといけないと思います。
長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
決定率の低さを嘆いたキャプテンの長谷部 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
(ミドルシュートを積極的に打っていた?)しつこいくらい言われたので、それは意識してやりました。個人的には得点に絡むことができなかったので、そこに関しては満足できないです。(吉田)麻也もああいうふうに打って、相手に当たって良いコースにシュートがいきました。打てば何かが起こるっていうのはあると思います。全体的に見れば、チャンスの数とゴールの比率を考えたら、やっぱりまだまだ決定率が低いのかなと。
みんなのゴールに対する意識やシュートへの意識は高まったと思います。ただ、どうしてもこれだけ引かれると考える時間が長くなってしまうというか、ダイレクトプレーが少なかったと思います。そういうところはもう少し入れてプレーしたかったと思います。
相手もかなり真ん中を固めていました。その時にもう少し揺さぶりというか、中盤のラインとサイドバックとかでうまくボールを動かしながら相手も動かすことをもう少しやれれば良いなと思います。あれだけ引かれると、正直難しい部分もありますけれどね。
チャンスになるなと思ったのは、ペナルティーエリアとゴールエリアの間のスペース。あそこを使えた時に、結構チャンスでした。あそこは突いていこうという話はしていたんですけれど、そこがもう少しうまく使えれば、もっともっとえぐってビッグチャンスにはなっていたのかなと思います。