BBQを美味しく健康的に食べるコツ 管理栄養士おすすめ!コンビニ飯の選び方
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管理栄養士の川端理香さんに聞く「管理栄養士おすすめ!コンビニ飯の選び方」。シリーズ14回目は「バーベキューのメリット&デメリット」。肉だけに偏らず、手軽に野菜を取り入れる方法や、「食べ過ぎた」と感じた次の日のリセット方法、ダメージを残さずに楽しいバーベキューのコツをお教えします。
「食べ過ぎ」よりも「バランス」に意識を
それよりも気を付けるポイントとしては、食材が偏りすぎないこと。最近は食材や調理器具も用意されたバーベキュー場があったり、事前に手づくりの料理を仕込む本格仕様のバーベキューもあったり、一概には言えませんが、ほんの少し気を付ければ実はバーベキューはバランス良くいろいろな食材が食べられる機会でもあります。ひたすら「肉、肉、肉」とお肉ばかりを焼いて食べるのではなく、玉ねぎやピーマン、ナスなどの野菜やキノコ類、エビやイカ、ホタテなどの海鮮類も一緒に焼けばさまざまな栄養を摂取することが可能です。
“締め”の焼きそばも、そばだけ、肉だけではなく、キャベツや玉ねぎを多めに入れるだけで野菜を取ることができます。それでも野菜不足が気になる人は野菜ジュースを家に帰ってから飲んだり、バーベキューの合間にもキュウリの1本漬けを食べたりすれば、水分補給にもなるので一石二鳥です。(前回記事を参照)
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アルコールだけじゃダメ 水分補給を忘れずに
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焦げたものはNG 食べたら野菜でリセット
キュウリの1本漬けや、手軽にそのまま食べられるトマトはカリウムが豊富で、余分な塩分を体外へ排出してくれるお助け食材です。野菜や肉の焦げた部分は体に悪影響を及ぼす活性酸素を発生させる要因でもあるので、できるだけ食べないことが第一ですが、もしも食べてしまった場合はトマトのカリウムで体外に出すように心掛けましょう。
豚肉や鶏肉、牛肉などの肉類も動物性タンパク質を摂取できますが、食べ過ぎれば当然カロリーオーバーに。さらに、肉類に含まれる窒素が体内にたまると発がん性物質に変わることもあるので、お肉を食べ過ぎたかな、と感じたら野菜を多めに食べて余分なものはひたすら排出する。野菜はカロリーが低いので体重コントロールをするうえでも重要なポイントです。
BBQをまずは楽しんで!
バーベキューの時は大勢でコミュニケーションが取れる楽しみを満喫して、次の日にちょっと気を付ける。例えば、普段のランチはコンビニエンスストアのお弁当でガッツリ食べるという人ならば、お弁当の量を減らしてその分は生野菜スティックやサラダを食べるだけにする。バーベキューの翌日は野菜を多めに、特にデトックス効果の高い「色が濃く、匂いの強い野菜類」を多めに取り入れるなど、翌日の食事で調整することを意識しましょう。
川端理香プロフィール
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