真夏の疲れ、体の重さに悩む方に 簡単ヨガ「腰痛改善編」

村上華子

【スポーツナビDo】

 夏真っ盛り。熱帯夜の中、十分な睡眠を確保するために、就寝中はエアコンをつけっぱなし、という方も多いのではないでしょうか。エアコンによる冷えは体の重さだけではなく、全身の筋肉の伸びが悪くなることから、腰痛を招く場合も。

 そこで今回は、就寝前や朝の目覚めのひとときに最適なシークエンスをご紹介します。これらのポーズは腰痛に効くだけでなく、リラクゼーション効果も高いので、落ち着いた環境でのんびりと行い、心と体の夏の疲れを癒すためにご活用ください。

Let’s

【実践ポーズ】
(1)膝を内側に倒すポーズ
(2)ワニのポーズ
(3)ハッピーベビーのポーズ

【ポーズの効果】
(1)上半身の重さを支えている要、骨盤内の関節や仙腸関節を整える
(2)痛めやすい反り腰のケア。背骨をねじることで全身の血行促進効果も
(3)股関節や鼠径(そけい)部を刺激することで毒素排出。また、脳の疲労を軽減してリラックスを深める


【動作のポイント】
(1)「ヒザを内側に倒すポーズ」
背中や腰の緊張をゆるめながら行うと効果倍増。ゆっくりと息を吐きながら上半身の緊張を抜き、おへそを床に降ろすようなイメージで、背中側の浮いた空間を埋めてみよう。

(2)「ワニのポーズ」
(1)と同様、上半身の緊張を十分にゆるませることで、ねじりの刺激が体の深部まで響く。ポーズが完成したら、眉間・奥歯のかみ合わせ、胸の中心、肩甲骨、お腹、腰の順番で、力みを手放すイメージを持つ。

(3)「ハッピーベビーのポーズ」
スネが床と垂直になると◎。踵の真下にヒザが位置するように調節しよう。無意識に首が反りやすいので、うなじを床に軽く押しつけるようにあごを引いてみると、肩の力みも抜け、背筋が真っすぐに整う。このポーズでは、鼠径部に重たい圧迫痛を感じるが、鋭い痛みではなければ、これを率先して受け入れよう。
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著者プロフィール

ヨガインストラクター、ライター。2004年にヨガを始め、綿本彰氏のスクールで指導者としてのトレーニングを積む。仲間とともに設立したヨガスタジオ「HAS YOGA(ハスヨガ)」などで指導を行うほか、ヨガコラムの執筆など多方面で活躍。ヨガを通じ、人々の幸せの輪が広がることを願っている。2012年12月に第一子を出産後は、自身の経験を踏まえながらマタニティヨガの普及にも情熱を注ぐ

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