シュワルツェネッガーはワークアウト中毒 『ターミネーター』新作で激しいアクション

猿渡由紀

【(C)2015 Paramount Pictures.】

 67歳にして、まだまだ現役。アーノルド・シュワルツェネッガーが、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』で、またもや激しいアクションに挑む。シュワルツェネッガーが、この殺人アンドロイドを初めて演じたのは、1984年のこと。この年齢になっても、まだアクション映画に主演できるのは、「長年、継続的にワークアウトを実行してきたからだ」と、シュワルツェネッガーは誇らしげに語る。

ウエストを除けば、前回と同じサイズ

【(C)2015 Paramount Pictures.】

 ターミネーターは、機械。1作目の時より、シュワルツェネッガー自身は30歳年を取ったとはいえ、太って登場するわけにはいかない。

「今作の撮影が始まった時、僕の体重は、前にこの役を演じた時と、まったく同じだった。撮影前に体の型取りをしたが、全部前回と同じサイズだったよ。ただし、ウエストを除けば、だが(笑)」

 30年もたってから、同じ俳優が同じ役をオファーされるのは、珍しいこと。

「ジェームズ・ボンドも、スパイダーマンも、バットマンも、代替わりした。それに、『コナン・ザ・グレート』(82)をまたやる話も出ているんだ。そこには、僕が長年、ずっと体を鍛える努力を怠らなかったという事実も、大きく関係していると思う」

ワークアウトは毎日、時には水泳も

【(C)2015 Paramount Pictures.】

 10代の頃から肉体作りに夢中になり、ボディ・ビルダーとして、ジュニア・ミスター・ヨーロッパ、ミスター・ワールド、ミスター・ユニバースなどのタイトルを獲得したシュワルツェネッガーは、ワークアウト中毒を自認する。

「毎朝6時にジムに行き、有酸素運動をする。ライフサイクル、エリプティカルマシンなどだ。そして夜はウエートトレーニング。30分ほど水泳をすることもあるね。それらを毎日やる。いや、毎日といっても、実際には週5日程度になることが多いな。どうしても時間がない日というのも出てきてしまうものだから」

 フィットネスの大切さをプロモートすることへの努力も惜しまない。

「僕が主催するアーノルド・クラシックには、20万人が集まってくる。アスリートだけで、11万人が来るんだ。五輪より多い人数だよ。ウエートリフティング、女性のボディ・ビルディング、腕相撲など部門は幅広いし、フィットネス関連のさまざまなイベントもある。すべて、体を動かすことの大事さを人々にアピールするためにやることさ」

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著者プロフィール

月刊女性誌編集者を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビューや映画の撮影現場レポートなどを、日本の雑誌、新聞、オンライン媒体に寄稿する。フィットネスへの関心も高く、渡米直後から毎日ジム通いを開始。ここ10年ほどはアシュタンガヨガに専念しているが、ワークアウトのトレンドはもとより、健康、運動一般に関する新しい情報には、常にアンテナを張っている

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