一方で、バクテリアそのものを提供するのが、プロバイオティクス。“パーフェクト・パス”のプロバイオティクスはカプセル状で、１日ひとつ飲む。カプセルひとつに３００億種類のバクテリアが入っており、それらは人間の体内にもともと存在するものであるため、簡単に定着するとのこと。胃酸の影響を受けず、１００％腸まで届くともうたっている。

　長年の間に筆者が試した数々のプロバイオティクスには、すぐに効果が分かったもの、まったく効果が分からなかったもの、あるいは最初は効果があったがそのうち薄れてきたものなど、いろいろあった。“パーフェクト・パス”の場合は、今のところ効果を感じられているが、それがこのプロバイオティクスの優秀性のおかげなのか、あるいは、プレバイオティクスの効果なのかは分からない。

　プロバイオティクスのサプリを摂取している人の多くは、慢性的な便秘や過敏性大腸症候群（IBS）など、消化系の悩みをもつ人たち。しかし、善玉菌は免疫力を高め、発ガン性物質を無害化するなど、ほかにも健康上のメリットがたくさんある。

　まずは、数多くの商品から、自分の体に合うものを見つけるのが最初のステップ。腸内細菌の状況は人によってさまざまなため、他人が効いたというものが自分にも効くとは限らない。それが見つかったら、毎日続けること。もちろん健康な食事、ストレスの少ない生活を心掛けることも、もちろん大切だ。