日本勢はトヨタ7位最高、日産リタイアも=ル・マン24時間レース中間総括
トップ争いはポルシェvs.アウディ
夜間走行はル・マン24時間レースのハイライトのひとつ。ポルシェとアウディが激しいトップ争いを繰り広げる 【Getty Images】
午後3時のレーススタートから8時間、レースは1/3を消化したことになる。午後11時時点の順位を確認すると、トップは9号車のアウディ、2位は17号車のポルシェ、3位は19号車のポルシェとなり、以下、4位7号車(アウディ)、5位18号車(ポルシェ)、6位8号車(アウディ)、7位2号車(トヨタ)、8位1号車(トヨタ)の順と続いた。
一時は5位を走行していた1号車のトヨタだったが、スタートから約4時間近く経った19時58分に、モニター上で右フロントの空力パーツが欠けていることが確認でき、その後、マシンは緊急ピットイン。パーツ交換等で約13分をピットで過ごした間に、順位を落としてしまった。
また、ポルシェもアウディとピットインごとにトップを入れ替えつつ、1位と2位のタイム差が数秒から20秒程度という、激しいレースを繰り広げ続けている。そんな中、アウディの8号車は、レーススタート後約3時間近く経ったところで、イエローフラッグで減速していた前方車両に道を塞がれる形でコースアウト、ガードレールにマシンをクラッシュさせてしまった。しかし、激しいクラッシュだったにもかかわらず、ピットに戻った8号車はほんの数分で修復を終えてコース復帰した。
日産21号車は無念のリタイア
日産21号車はリタイア。日産は残る2台も上位陣から大きく離され、苦戦が続く 【Getty Images】
日本勢ではトヨタの2号車が7位、1号車が8位。苦戦が続く日産は23号車が43位、22号車は47位と大きく引き離され、21号車はスタートから約10時間でマシンストップ。何とか立て直そうと試みたがレース復帰はかなわず、無念のリタイアとなった。
ゴールは14日午後3時(日本時間同10時)、後半戦でどんなドラマが起こるのか。レースの行方はまだ分からない。