悲鳴と涙のスキー初心者レッスン体験 やぎともこのボディ・ドライブ in ジャパン

やぎともこ

【やぎともこ】

【やぎともこ】

ウウウ〜♪ ウウウ〜♪
果ーてーしーなーいーーー(※両手をゆっくり上げながら)
あの雲の 彼方へー、 私を つれていってー
その手を はなさな・い〜で〜ね〜♪

 SPEEDの『White Love』(1997)のメロディーでキーを打たせていただきます。イラストレーターのやぎともこです。この連載も2年目に突入しました、いつもありがとうございます。

 さて、今回やぎは新潟県南魚沼郡にあるスキー場「NASPA スキーガーデン」に行ってきました。ここは、スキー専用のゲレンデです。スキーといえば約20年程前に1度、友人らと行ったことがあるのですが、やぎは1日目にはゲレンデ恐怖で涙を流し、2日目にはお宿の食堂にあった漫画『翔んだカップル』(全15巻)を読破して帰ってくるといった具合でしたので、ほぼほぼ、初めてと同じ状況。迷わずスキー場で初心者スクールを申し込みました。

【やぎともこ】

 このスクール、本来は5〜10名ほどのグループレッスンですが、初心者クラスの参加者は私ひとり。はからずもマンツーマン指導です。なんと、ありがたい……。よろしくお願いしますっ、と意気込むものの、専用のスキー靴を履いた時点で「骨折」の二文字が頭にチラチラと浮かんじゃっているんですが……。いいんですっ。ここは雪国。『アナと雪の女王』のエルサになって、ありのままでレット・イット・ゴーです。少しも寒くないわい。

【やぎともこ】

 天気は霧。水墨画のようなモノトーンのグラデーションの中、背の高い木々らが、雪山からチンツン・チンツンと繊細な枝を見せています。冷えた空気。美しい白の世界。天然の雪です。

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著者プロフィール

イラストレーター、デジタルペインター。趣味は真夜中の鍋磨きと引き出しの中の整理

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