“マトリョーシカ”フェブラリーS 乗峯栄一の「競馬巴投げ!第92回」

乗峯栄一

東京競馬場に強い角居厩舎

[写真6]前走すばるSが強かったレッドアルヴィス、ここでも一発! 【写真:乗峯栄一】

 なんでそんなことを言い出したか、自分でもよく分からないが、たぶん一番人気になるだろうコパノリッキー[写真1・今週追い切り直後]のことだ。

 コパノリッキーはチャンピオンズCでワイドバッハ[写真2・追い切り前の引き運動中]以下多くの馬に先着を許している。ワイドバッハはしかし、チャンピオンズCでローマンレジェンド[写真3・追い切り直後]に先着を許している。

 ローマンレジェンドは暮れの東京大賞典でホッコータネマエに先着を許し、そのホッコータルマエは盛岡JBCでワンダーアキュートに先着を許し、ワンダーアキュートはチャンピオンズCでサンビスタ[写真4・追い切り直後]に先着を許している。

 もうそんなことを言っていてはキリがないし、何だか説得力はないが、こういう混戦東京GIになると、不思議と角居厩舎の馬がスルスル抜けてくるというイメージが浮かぶ。今回は有力馬エアハリファが直前回避となったが、それがかえって発奮材料になるという気もする。とにかく東京競馬場に強い厩舎だ。今回もそれに賭けてみる。

◎サンビスタから勝負!

[写真7]ベストウォーリアは南部杯で見せた差し脚をここでも発揮したい 【写真:乗峯栄一】

 写真はすべて今週久々に栗東トレセンに行って撮ったものだ。

[写真5]は東海テレビ杯で、コパノリッキーに迫ったインカンテーション。

[写真6]は前走すばるSで先行差しきりを見せたレッドアルヴィス。

[写真7]は盛岡南部杯で見事な差しきり勝ちを見せてベストウォーリア。

 東京のGIなのに、関東馬が1頭も出ていないという不思議なメンバーになったが、とにかく、「関西なのに東京に強い角居厩舎」のサンビスタに賭ける。

 単サンビスタ(9)。三連単頭固定(9)。ヒモにコパノ(4)、ワイド(11)、ローマン(1)、インカン(14)、レッド(8)、ベスト(10)の6点ボックス、計30点でいく。

3/3ページ

著者プロフィール

 1955年岡山県生まれ。文筆業。92年「奈良林さんのアドバイス」で「小説新潮」新人賞佳作受賞。98年「なにわ忠臣蔵伝説」で朝日新人文学賞受賞。92年より大阪スポニチで競馬コラム連載中で、そのせいで折あらば栗東トレセンに出向いている。著書に「なにわ忠臣蔵伝説」(朝日出版社)「いつかバラの花咲く馬券を」(アールズ出版)等。ブログ「乗峯栄一のトレセン・リポート」

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント