ロボットがスイング指導!? 米発ゴルフの新トレンド ゴルフなう 第9回 北村収 2015年2月4日 7:00 【北村収】 業界関係者が集まり、その年の商品の最新動向や今後の展開などが把握できる見本市。テレビのニュースでも取り上げられる車や家電製品が有名だが、ゴルフでも日本をはじめ、世界各国で見本市が開催されている。中でも世界最大級と言われるのが、毎年1月末に米フロリダ州オーランドで開催される「PGAマーチャンダイズ・ショー」。最新クラブやボールだけでなく、ゴルフというスポーツの、新たな楽しみ方の提案ともいえる商品が数多く紹介されていた。 ちなみに表紙の写真は「QuietKat」という電動バイク型のゴルフカート。こんな乗り物で、芝生の上を走り回るだけで気持ち良さそうだ。コアな情報はゴルフ専門メディアにお任せするとして、本連載では「え! こんなゴルフあり?」と思っちゃう“新”情報や“珍”情報を紹介する。 プレーだけでなく移動も楽しむ時代!? 初日に開催されたデモデー(試打会)。なんと外周1キロ以上もある円形の巨大な練習場が会場で、360度どこからでも中心に向かって打つことができるというスケールの大きさだ。 会場を「i−Go Orlando」の電動カートで移動していた女性たち 【北村収】 筆者が試打をしながら歩いていると、一人乗りの電動カートに乗って楽しそうに遊んでいる女性2人組と出くわした。「ゴルフの見本市で、なぜこんなものがあるのか?」と思ったが、よく見るとゴルフバックを搭載できるスペースがあり、どうやらラウンドの際に一人乗りの電動カートとして利用するようだ。一人乗り電動カートは数多くの種類があり、これらのブースが集まっているエリアでは、来場者が運転を楽しみ、まるで遊園地のカート乗り場の様相だった。 曲がる時にはスノーボードのように荷重をかけて乗る「GOLFBOARD」 【北村収】 ゴルフプレーのお供はカートかキャディーが一般的だが、以前本連載でも取り上げたセグウェイでのラウンドのように、日本のゴルフ場にさまざまな“乗り物”が登場するかもしれない。 前へ 1 2 次へ 1/2ページ